東京からの来客

東京の空手の師範の方が来られました。今回で2回目です。前回は半年以上前の11月の中旬でした。その際に教授した秘伝の内、特に骨の技術を自宅に砂袋を買って徹底的に研鑽され、こちらに今回こられました。

そこで、研鑽の結果を確かめるということで、私はミットを構え、パンチを受けてみました。身体をある程度低くし、衝撃に備えて受けたのですが、予想以上に強く、思わず後方に押されてしまい、たまたま後ろに立てかけてあった杖(じょう)で足を挫いてしまいたした。

これを受けて初めて、この空手の師範の方のどれだけ熱心に研鑽されたか伺い知ることができました。そのことをこの方にお話ししますと、「何十年も空手の稽古をしてきましたが、最高のパワーがだせたのが若いころでした。しかし、ここ最近になって、パンチの質が変ってきたのを自覚しています。効かせどころがわかり、様々なタイミングでパンチが打ち出せるようになってきました。その結果動き全てに余裕がでてきました。すべて秘伝を教わったお蔭です」
とおっしゃれました。

よくよく話しを伺うと、骨の技術の第一式を徹底的に稽古されたとのことです。コツコツと一意専心頑張られたのでしょう。それで私の予想をはるかに上回る威力を持っていたのです。

次に、骨の技術の第二式をやっていただきました。タイミングが少し違っていました。第二式はタイミングが非常に大切ですので、少し訂正させていただきましたが、すぐにできるようになりました。もし第二式の稽古も徹底的に稽古していたら、その癖を訂正するのにかなり時間が掛かったでしょう。不安があった技術を自己流に行わず、第一式のみに専心したのが正解だったようです。

さらに、骨の技術奥伝の第一式と第二式を混合した技術も教授しました。第一式の稽古を徹底的にし完成していたのが功を奏して、驚くほどすぐに使えるようになりました。この技術は、第一式よりもさらに効果が高くなるのですが、新しい秘伝が必要で、中心軸とは別の軸を使った技術となり、この習得には一式の習熟具合の高さが必要になります。

ここまでは骨の技術の問題ですが、骨の技術だけでは、武器を持った相手や、2人以上の相手はできません。これにはどうしても空間感覚の技術が必要になりますが、実は、この2人以上の相手をする場合の空間感覚の技術には、どうしても皮膚感覚の技術で使われる感覚が必要です。

皮膚感覚の技術の伝授のため、少し杖(じょう)の稽古を行いました。杖の稽古で、皮膚感覚のフィーリングを掴んでいただいたので、空間感覚の技術の勝速日の秘伝を教授いたしました。

さすがに空手の師範、皮膚感覚、空間感覚の秘伝の本質を理解されたようで、次回にお会いするときに楽しみです。

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