今月11日と25日に、Youtubeの映像で井口師範の秘伝に興味をもたれた方が、関東よりこられました。お二人とも合気会の3段ですが、タイプはかなり異なりましたが、ともにレベルはかなり上のほうだと感じました。互いに面識がないようなので、それぞれ別の日に秘伝を伝授しましたが、和歌山くんだりまで関東からこられるとは、本当に熱心だと心から感心しました。
特に25日に来られた方は、理論的な理解が速く、肩を叩いて相手を倒す技術を一日でマスターされました。これには、私もかなり驚きました。非常にセンスのある方だと感心してしまいました。
井口師範の秘伝の伝授がおわると、「井口師範は本当に達人だったのが良く分かった」とおっしゃられました。私はこの言葉を聞いて本当にうれしく思いました。
確かに、私が受けた秘伝は、あまりにも非常識すぎて、使えるようになるまで、「?」の状態でしたので、この非常識きわまりない秘伝を受けて、体験して、納得したとき、「普通の人間ではこの発想は浮かばないだろう。達人でないと考えもつかない発想だ」とつくづく感じられたということですが、私自身もそう思います。
しかも、どこにもない始めて聞く技術ばかりで驚かれたそうです。「これらの技術を知っているだけで、合気道の修行は20年は短縮できる」と私がブログに書いているのは、大げさなことではないとおっしゃっていただきました。
実はこれと同じことを、その日の午前中に個人指導させていただいた合気道四段の方も言っておられました。
「ウチの師範も、かなりの年数を合気道に費やしているが、秘伝の初伝の一部がわかっているだけに過ぎないということから、20年短縮というのは、才能が非常にある特別な人の話であって、普通の人であれば50年どころではない」
一日のうちの午前と午後に同じことを言われると、デジャブのような感じがし、非常に変な感覚になりましたが、とても有意義な一日でした。