師匠・井口師範から教わった気

井口師範は、人体を構成する気は、体表より放出される外の気と体内にある内の気の2つに分けます。さらに、それぞれの気は二重構造になっているといわれました。

ですから、気を使うといっても、用法により、ターゲットとする「気」が変わります。そして、それぞれの気の特性に応じて、相手を、導いたり、崩したり、時には、攻撃したりします。

当会ではそれぞれの気を区別するため名称を与え、外の気は、体表付近の「外殻の気」とその外の「最外殻の気」、内の気は体表に流れる気の部分である「内殻の気」とさらに内部にある「核の気」と呼んでいます。

そして、それぞれの特性を使って、気を取り扱います。内殻の気は、骨の位置に関係があり、かなり物理的な力が作用しやすい気で、外殻の気は感覚が作用しやすく、最外殻の気は視覚・聴覚・意識に作用しやすい気で、また本人の意識により非常影響がでます。

例えば、パンチを打とうとターゲットを意識したとすると、大概の場合、最外殻の気はそのターゲットに向かって動きます。

また、核の気、内殻の気、外殻の気の3つの気を併せて「気の体」といい、当身を当てる際は、内殻と外殻を破って、核の気にアプローチします

合気道では、これらの気を、用途に応じて使い分けます。


攻撃者の意識の三角

「しっかりと持たれた腕があがるのは簡単」だという理由

合気道では、手首を取らせる技をよく行います。
しかし、両手で片手を思い切りつかまれると動けない人がおおい。
でも、実は「しっかりと持たれた腕があがるのは簡単」です。

特に力に自信のない人は全く動かせない。

中には、持った人が勝手に動いてくれているのを勘違いしている人もいるが、
技が効いているかどうか知りたければ、本気で逆らってもらうといいと思います。
そうすれば自分が勘違いをしているかどうかわかります。
これは特に女性に多いと思います。

合気道の黒帯を取った女性で、自信過剰な方は、
「男の人が2人ぐらい来ても大丈夫」
と豪語する姿を何度か見ています。

多分、一部の人が、余りにも豪語して言うので、
そういう人が目立つからかもしれないが、他の武道にはない現象です。

その理由は簡単です。
試合やスパーリングがないから、
自分の技を客観視できず勘違いが横行しているからです。

でも試合がないのは技を練るという点では非常にいいのですが、
客観視できない人が増えるという点に問題があります。

ですから、そういう人はもう少し現実を見ていただき、
その上で技が練れるのだという点をご理解いただきたいと感じます。

それを踏まえた上で、
やはり「思い切りつかまれた腕を挙げる」のは非常に簡単なので、
以下の動画をご覧ください。

ポイントは2つ
①接点(持たれた部分)を動かそうとしない。動く部分を十分活かす。
②相手が崩れたら腕をあげる

【当会の「気」の捕らえ方について】

「仙道」とはごぞんじでしょうか?
「仙道」とはお隣の国・中国が発祥の「気」のトレーニングを行う修業法のことで、仙人になるための方法です。

「そんな怪しいモノが中国にあるのか?」
と、思われた方がかなりいるのではないでしょうか?

でも、実は「気功」の元となったものといえばどうでしょう。英語ではタオイズムと言います。「タオ」は「道」と書きます。そして中国独自の宗教である「道教」もタオイズムの一つです。

「仙道」によれば、「気」を練ることで、「気」を自在に操り、仙術という超能力や魔法に相当する技術を使いこなし、ついには不老不死になることも可能であるとされています。さらに「仙道」は、そういった超自然的な面を持つと同時に、非常に高度に体系化されたシステムを持っていて、師さえ見つかれば誰でも修業ができるようにもなってます。

また、「仙道」の技術は中国武術にも大きく影響を与えており、その技術を使った様々な練功法もあります。特に、高級武術と言われるものは、かなり仙道の上の段階まで修業できるようになっています。

この様に、実は「仙道」は非常に多くの人が修業しているのです。ところがこの「気」を完全にマスターしたはずの人が病に倒れ亡くなったりしている事実もあります。

私は、こういった「仙道」の修業体形が組み込まれている中国武術を修業した人に以前から注目していました。「どれぐらい長生きするのだろうか?」「風貌はどうなんだろうか?」と見ていましたが、

しかし、やはり、年齢と見合った風貌で、年を取り、最後は病で亡くなっていっています。年齢も、50~80歳ぐらいですので、「気」をマスターしていない人達と殆ど変わりないと思います。

そのような点から考えて、「気は万能」とか「不老不死」「肉体の浮遊」というのは現実味がないものと思っています。

一方、気の理論の通り動くと、相手が倒れたり、身体が強くなったりという面も体験していますので、「気」を全くのナンセンスと言っている訳でもありません。

ただ、「気」の考えは武道には必要ですが、「気」の万能視をすると現実から乖離する恐れがあると感じています。

その点を踏まえた上で、当会では「気」を会員に伝えています。

明けましておめでとうございます

本年もどうかよろしくお願いします。


攻撃者の意識の三角

https://www.facebook.com/minoru.hashimoto.77

さて、今年は後半、Facebookの記事を書くことばかりに気を取られ、こちらの記事の更新が疎かになり申し訳ありませんでした。
もし、興味のお持ちの方は是非Facebookで友達申請をしてください。

それは、2つの理由があります。
一つは、ワードプレスを使っていますが、JQueryというもののエラーが発生して記事のアップが思うようにいかない点と、
もう一つは、ネットで調べましてもそのようなことが起こるケースが全く出ていないようなので理由がわかりませんが、こちらの記事とFacebookを同期すると、Facebookの方からアカウント停止が再三行われたため、かなり慎重になったからです。

今年はこの2点を解明して投稿を自由にできるよう挑戦するつもりです。

それはともかくとして、今年の目標としましては、今年中に、井口師範に教わった気の回し方と上丹田・中丹田・下丹田の使い方について発表するつもりです。

この気の回し方というのは、気功における小周天と呼ばれるやり方ににていますが、気功のように数年かかるようなものではなく、筋肉の使い方で気を回すやり方です。ですから気功のような怪異現象を出現させられるほどのパワーはありませんが、上丹田・中丹田・下丹田を意識するにはどうしても必要な技法なのです。

それから、今年は心理学で説明のつく「気」について触れていきます。科学的にこういったことをやってもどうしてオカルト的に解釈されることがあります。そこで、超能力によるスプーン曲げなど世間のウソに関しても少し公開していきたいと思います。実はスプーン曲げはコツと物理学の知識で誰でもできるものなので……

今年はそういった点から、誰でもでき、オカルトではない技術を公表していきたいと思います。

本年もどうかよろしくお願いします。

生活護身(末期癌告知されたら?)

ネットビジネス界の重鎮・渡辺氏の話に感動しました。涙があふれてきました。

私は合気道の技術を使った護身術を教えています。
護身といいながら、格闘術を教えるだけで、さらに踏み込んだ護身は全くできていないと思ってしまいました。
例えば、今、末期癌を告知されたらどうなるか?
自分のことで精一杯になって他人のことなど考えられないかもしれないと思いました。

しかも、例え保険がでても入院費だけです。今まですら家族の生活はどうなるかなど全く考えもしませんでした。

ネットビジネスの重鎮・渡辺雅典氏が、末期癌を告知されました。

そのとき、
「もし同じように一般の人々が告知を受けたとき、殆どの場合金銭的に行き詰ってしまう。せめて自分に関わりのある人達をそんな不幸な状況から解き放ちたい。そして金銭的に幸せにしたい」
と考えたそうです。

私自身、そういったことを何も考えていない自分を非常に恥ずかしく思いました。金銭的な面、要するの生活への護身が殆どできていないうえ、他人の事まで考えていなかったからです。

兎に角、多くの人に生活を護身する術が必要と思いました。そこで、本ブログでも渡辺氏のプロジェクトを拡散することにしました。

次のURLで渡辺氏が自分の決意を述べています。
http://bit.ly/2g2SV2q
是非見ていただきたいと思います。
渡辺氏の男気に、涙があふれてくると思います。

末期癌の告知を受け、なおも
“本気で夢をかなえたい願う人たちのために
余剰のお金を使い切ってしまいたい。
何か、後の世に、自分がこれまで生きた証を
遺せるような使い方をしたい。”
と、話されています。

体の不調を押して、10億円という財産の大半をつぎ込んでプロジェクトを行う男気に感動しました。
涙があふれてきました。

そして、まず自分が生活の護身を身に付けなければいけないと感じました。

「見るだけでいい。お金をかけるかけないはいいから、とにかく動画を最後まで見てください」
と渡辺氏は述べています。

緊急のプロジェクトですので、期間は12月24日までです。参加になくても、是非皆さんも最後まで見ていただければと思います。自分の生き方を変えるためにも……
http://bit.ly/2g2SV2q

時間の無い方は、Youtubeでは2倍速がありますので、それで見られるとよいと思います。

護身術子供セミナー

11月5日土曜日、城北小学校にて護身術子供セミナーを行いました。

参加者は、小学生17名と保護者3名の合わせて20名。

1dayセミナーの上、対象者が小学生なので、あまり高度な技術を教えるわけにはいきません。
そこで、危険な目に遭遇した時の逃げ方を中心に教えることにしました。

逃げるといっても、誤った逃げ方をしていしまうと、逆に命をなくすことがあります。
ただ、「走って逃げよ」という無責任な指導は、護身術を指導する上ではできません。

例えば、あのアキバの通り魔殺人事件ですが、ナイフをもった犯人が現れたとき、
まわりにいた皆が逃げたのです。しかしそれでもナイフで切り付けられ尊い命をなくしました。

「ビビッていたから反応が遅れて殺されたんだ。俺だったら一目散に走って逃げるさ」
と言っていた人もいました。

それは、現状を知らないからそんなことが言えるのです。
近い相手が、刃物をもって向かって来たら、普通の反応はそのままUターンして走りだそうとします。
ところが、このUターンする動作で命をなくすのです。

それは何故か?

その反応を分解してみましょう。
1.立ち止まる
2.Uターンする
3.走り始める

この動作を行うのにかなり時間を要するのです。相手は前進して加速している分、1と2の動作は省かれます。
ですからすぐに近づいて刃物で斬れます。
これがアキバ通り魔殺人事件で犠牲になった原因です。

そこで実際に、模擬ナイフを持って小学生を追いかけてみました。すると3人ナイフで切ることができました。

アキバの事件では不思議とこの原因について誰一人として触れることがありませんでした。私には謎でした。
犠牲になった人たちの事ばかりが報道され、実際の対処や護身については一切報道されなかったように記憶しています。
本来は、こういう事件が起こったとき、どう対処するかマスコミが率先して報道してほしいです。

話はそれましたが、私は、
1.距離が5メートル以上離れている場合はUターンして逃げること。
2.それより近ければ、相手の目に向けて持っている者を投げつけて、相手の足を止め、相手が進路を変えて追いかける必要がある方向に逃げること。
を教えました。

その上で、前方回転受け身を教えました。
「相手の目の前にいてナイフをもって向かってきたら、
ナイフを持っていない手の方へ前方回転受け身をして走りだす」
と教えたのです。

そうすると、小さな子供がさらに小さくなるので、犯人は反応が遅れます。気が付いたら、犯人の後方に逃げているので、
犯人は、首だけ後ろを振り向き、子供を確認してから、Uターンし、そこから走りだしますので、すでに5メートル以上離れたところにいるのと条件的には同じになります。

それだけ離れると、心理的に追いかける気がおこりませんし、追いついて切り付けるということはできません。
このようにまずは逃げることを中心に教えました。さらに、犯罪者に手などつかまれたときの対処として、力を使わない外し方なども教えました。

2時間ですので、あまり多くのことは教えることができませんでしたが、子供たちもずいぶんと興味をもって最後まで飽きずにやってくれました。

途中、3人の保護者の方から、後ろから抱きつかれた場合の対処や、後ろから首を絞められた場合の対処など、熱心に聞かれ、子どもたちよりも保護者の人の方がヒートアップした場面もありましたが、少しでも役に立てばと願います。

【合気道の基本2:手を取らせる】

前回、合気道の技を行うには、ハンターとしての意識が大切と書きました。
今回は、さらに具体的に書いていきたいと思います。

井口雅博師範は、
手取りの技で、
「手をつかまれてからじゃあもう遅い。
 つかまれたということは、タイミングでいうと、
 拳闘(ボクシング)だったら何発も殴られている状況。
 顎を撃ち抜かれたらもうおしまい。
 つかまれたらあかん。
 相手には、つかませなあかんのや」
と、おっしゃいました。

「取られる」と「取らせる」では大違いということです。
「取らせる」とは、言い方を変えると【罠を張る】とも言えます。

【罠を張る】という意識により、
「相手の意識を自分の差し出した手首に誘導するにはどうするか」
という行動が生まれます。

すると、取らせる手と取らせない手という意識も生まれ、
その結果、左右の両手がともに活きてきます。

取らせないもう片方の手は、いつでも当身・防御ができるよう準備し、
取らせる手は、相手の前に差し出し取らせやすいようになります。

こうすると、取らせない手を相手に取らせにくくすることができますので、
相手の意識は、取りやすい手の方に余計いきやすくなります。

また、相手につかみやすく手を自分の前に差し出すということは、
相手にとって、その手が一番接近したつかみやすい部分となるうえ、
相手との距離(間合い)が広がるので、
相手が近くにいるより当然攻撃が受けにくくなります。

また、罠として手を出すということは、相手の先をいくことができますので、
技にかけやすくなります。

このように、己が、獲物側ではなく、ハンター側であることを
明確に意識しておくと心構えもかわってくるということです。

このため、パンチのように速いと合気道独自の技術が身につきにくいので、合気道では接触時間の長い手を取らせるという技術を稽古するのです。
他の武道で「実戦で手首を取りに来ることはまずない」と合気道の稽古を批判する方がいらっしゃいますが、実は、それなりの意味があって稽古しているのですね。

技が効く考えについて

合気道をする人、護身術をする人に、初心者のうちに覚えておかなければならないと思う【技が効く考え方】について少し書いていきたいと思います。

といいますのは、護身術をする人や特に多いのが合気道をする人の中で、相手を気づ付けずに相手を制するとう発想を持たれている方が多くいます。

場合によれば、「攻撃する技の稽古はしたくない。相手を制することができればそれでいい」という発想の方がいらっしゃいます。

それは特に女性に多いのですが、自分より力も体格も上の相手が暴行を加えようとしているのを簡単に制することができると考えるのは大きな間違いです。

男性の合気道修行者の人の場合は、段位に関係なく自分の学んでいる合気道にかなり不安を感じている合気道修行者が少なからずいらっしゃると思います。

やはり、男性になると少なくとも技が効かない経験を友達や仲間うちなどでするからです。

実は、当会に来られる合気道有段者の方にも、
「他の武道をしている人に技を掛けたが効かず逃げられた」
という悩みを抱えてあられました。

合気道の技を説明する際は、他の武道の方も素直にかかってくれるのですが、試合とはいかなくても、相手に対抗心を持たれると、格段と効かなくなります。捕らえることが中々できないのが普通です。

では、何故、多くの合気道修行者は技がかけられないのでしょうか?
私の師匠である故・井口師範は、合気道修行者で、よくする誤った考えに、
「~されたら、どうする」
ということだとおっしゃいました。

「“~されたら、どうする”ではもう遅い。自ら入るから入り身となるんや」
と、おっしゃいました。

「受け身的な技に見えるからといって、心が受け身に回ってはいけない」
ということです。

“合気道をする人は、常にハンターである気概が必要で、
獲物側であってはいけない。”

という気持ちが必要です。自然界でも、捕食者側は常に狙う側です。狙う側の方が、狙われる側よりも有利だということですね。

「攻撃は最大の防御」という発想に近いですが、あくまでも心理の問題です。歴史を見ていくと、武将の中にも、守りが得意という人がいます。しかし、そういった武将は、ただ城にこもって耐えるという発想ではありません。

「勝つために守る」わけです。攻める側は、何故落とせないかというと、城を落とす前に、様々な罠があってそうやすやすと城に近づけないからです。罠は明らかに相手に勝つための攻撃の一手段です。

人間が、地球上で一番繁殖していますが、これは、野獣たちに正面から素手でかかっていくのを放棄して、武器や罠を作るという合理的な考えに至ったからです。

“平和を目指す合気道”という考えも大切でしょうが、
“ハンターとしての合気道”という考えもなければ、合理的な発想にはつながりません。そうすると、野生の動物相手でさえも“正々堂々と戦う”という非合理的な発想に結びつきます。

合気道をしている人や護身を考える人は、ハンターといった考えから、技を再構成されることをお勧めします。そうするとまた違った景色が見えてくるでしょう。
実はこれは「先(せん)」の考えです。これを、心に留めていただければと思います。

他府県からの体験者

8月30日(火曜)の稽古に、体験に和歌山県外から男性一人が来られました。

この方は、私のユーチューブ映像をみられ興味をもたれたとのことで、古流柔術、古流剣術、中国拳法などを中心として学び、様々な身体操作系武道などのセミナーを受けられた方でした。

当会では、私自身が何十年もかかって体得した技術を、誰でもわかるよう出来る限り科学的に考え、物理系の技術、生理学的な現象を利用する技術、心理学的な現象を利用する技術と3つのカテゴリーに分類して、「世界一わかりやすく技を解明すること」を目標に会員の方に伝えておりますが、この方は、その物理系の技術である当会の骨の技術に関しては陰の用法以外は大まかにご存知のようでした。

陰の技法につきましては、実は、以前ユーチューブにアップした入り身投げの説明の映像の中で微妙につかったりはしているのですが、秘伝でとして、公開の場では詳しく説明はしていませんし、説明できません。が、とても重要な技術で、これを使うと入り身投げをはじめ裏の技が確実にできるというものです。

さらに、この方は、私の仙腸関節の固さを指摘される程、身体操作系には習熟されていました。ちなみに、仙腸関節は一年前にAKA法というので若干は調節してもらってはいるので、この部分が固いことは分かっていました。

また、様々な武道の鍛錬をされているので、体軸はかなりしっかりしていました。ただ、当会の技術が初めてなのか、当会の指導するやり方では、その体軸を十分に使いこなされていませんでした。それはその使い方が理論的に分かっておられないからでした。私も井口師範の体軸がわかるまで十数年かかりましたので、無理もないと思います。

しかし、私がふとした機会に発見した、「体軸を感じる方法」を伝授しますと、体軸ができていたので、すぐ、かなりの使い手になられました。

ところで、井口師範の秘伝は、かなり勘のいい人に受けていただくと
「何故かそうなる」
となり、勘の悪い人が受けると
「恐ろしい力でもっていかれる」
と感じます。

ところが、この修行者の方は、その二点を同時に指摘されましたので、かなりの洞察力です。

それはともかくとして、その上級の技術、生理学的な現象を利用する技術、心理学的な現象を利用する技術に関してはご存知なく、非常に不思議に思われたようで、秘伝を伝授するまで、原理に関しては皆目見当がつかないとのことでした。

そこで、この方は即時に入会することにされました。

後でメールをいただき、この方が納得して、即時に入会するというのは稀なことだとおっしゃっておられましたので、井口師範の秘伝が本当に貴重なものであると再認識をし、師の井口師範に伝授していただいたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

話は戻りますが、この方も、非常な武道マニアでしたので、内家拳の話とか、いろいろな武道談義ができ、とても楽しかったです。
兎に角、会社の休みを取って、近い内に個人稽古に来られるとのことでした。
お疲れ様でした。

合気道と護身と健康を考えるブログ