【合気道の秘伝の打撃法】

皆さん、こんにちは!
お元気ですか? 僕はめちゃくちゃ元気です!

さて、今日から二回に分けて、僕が井口師範から学んだ合気道の打撃法である当て身についてお話ししたいと思います。秘伝の技法なので、合気道の関係者だけでなく、他の打撃系の武道をしている人ですらこの理論は初めてかもしれません。

その前に、合気道をご存知でない方のため、「当て身」について説明しておきます。当て身とは、パンチや掌、肘、肩、膝、足などの一部分を使って、相手に打撃する技術を言います。今回は、手からパンチや掌を出す技術について述べます。

当会では、当て身の出し方の根本的な原理に3つの原理があります。一つ目は陽の打撃、2つ目は陰の打撃、3つ目は核の気の打撃です。そして、打撃のエネルギーを起こす方法に4つの基本方式がありますが、今回は、3つの原理についてご紹介します。

【陽の打法】
陽の打法は、前方にいる相手に打撃を行う前に、自分の重心をまず前方に移動し、そのパワー(慣性力)を利用して、打撃力を上げる方法です。

【陰の打法】
陰の打法は、前方にいる相手に攻撃を行う際に、自分の重心を後方に下げ、その時に起こる反作用の力をあいてに伝える打撃法です。

【核の気の打法】
この打法はかなり説明が厄介です。一見するとただの手打ちにしか見えませんが、威力はかなりでます。井口師範によれば、人間の体内の奥にある気で打つ打撃方法です。

陽の打法は多分多くの人が何となくイメージできると思いますが、陰の打法、核の気の打法ともにあまりにも非常識な方法じゃないかと思う人の方が多いのではないでしょうか。

そのため、言葉で説明しても、なかなかこの動きを理解しません。実際にやって見せると、確かにできるというのは頭ではわかってもらえます。

ところが当人の体とイメージがついてきません。ですから、イメージができないと体が動かないので、陰の打法、核の気の打法を行うことができません。ここがこの打法の厄介な点です。

また、この話だけですと、本当に効果があるのかと思う人もいるかもしれませんが、どの打撃法も、他の打撃格闘系武道に比較しても同等、あるいは術者によってはそれ以上の効果があります。

例えば、現在当会所属のキックボクシングと極真カラテの経験者が当会に体験稽古に参加したとき、右胸の肩口あたりに、核の気の打撃を軽く当てました。すると、その翌日から肩が2,3日上がらなくなったと当時を振り返ってよく話します。

このように合気道では一般に出回っていない打撃の理論が存在します。ところが、現在の主流の合気道ではこれらの当て身を必要のないものとみなして、稽古をしない傾向があります。本当にもったいないはなしです。

 

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