皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!
今日は神戸の方で合気道を指導しているという方が一般稽古に参加されました。題名に書いた通り恐ろしい訪問者でした。
何が恐ろしいかというと、あまり説明をしなくても、私がやって見せるとすぐに吸収してしまうのです。
例えば、当会の秘伝のパンチですが、陽の当て身の第一式という技術があります。
まず、ボクシング経験者ということで説明もせずに砂袋を殴ってもらいましたが、その時は「手首がやられそうになる」と言われていました。
私が、陽の当て身を実際に打ってみせると、それを見た彼は何と簡単に再現してしまいました。
パンチで40キロの砂袋を弾き飛ばすというのは、初めてやって、今までできた人がいません。
また気の出るポジションということで、その位置を一度教えると、全ての技でその位置が決まり、手を捕まれると、もう石像につかまれたようになる状況でした。
何をかけようがポジションを決めるということを自然とやってのけるので本当に驚きました。
合気道の技には返し技というのがありますが、彼の場合、自然と返し技になるという状況です。
例えば、二教のかえし技というのがあります。ポジションを極め、力を相手に返すという技術ですが、彼はその説明もしなくても見事に二教の返し技をかけてくる始末です。
彼に二教の返し技は知っているのかと聞くのを忘れましたが、多分無意識でやっている様子。
「一を聞いて十をさとる」ということを地で行く人がいるというの合気道で見たのは今回が初めてで本当におどろきました。
師匠は、演武会で演舞するのも嫌ったぐらい秘伝をひた隠しにしておられました。でも、こういう人を見るとようやく納得ができた気がします。
井口師範は「秘伝は人に見せるな」とよく言われました。本の今まで私は見ただけでは誰も判断できないだろうと高をくくっていましたが、世の中には、恐ろしい人もいるものだと思いました。
でも、最近自分の鍛錬を怠けていたので、とてもいい刺激になりました。天が私にもっと励めと示してくださったと感じ、この人にお土産で、秘伝を少し教えさせていただきました。
一般的な合気会の技術ではないので、参考になればよいかなと思います。
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