皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!
井口師範は、「技の稽古のとき、踏み出す一歩一歩の意味が大切」と言われました。
今回は、当会で指導しているフットワークについて話したいと思います。前々回に丹田歩行という記事をかきましたが、新しい会員の方が、当会で指導する前進するための2つある基本歩行の用途があいまいになっているので、まとめてみました。
先ず、前進するための基本の歩行としては、丹田歩行と傾斜歩行があります。
【丹田歩行】
丹田歩行は、足の力を体に伝えるため、非常に強力な力を体幹に伝えることができる歩き方です。その用途は、2つあります。
①相手を運ぶことと
②相手の動作についていくこと
です。
①は前々回のブログに詳しく書いていますので、②について述べます。相手の動作についていくというのは、合気道の合わせの一種です。このときの注意点は、手を昆虫の触角のような役割に使い、あまり伸ばしたり縮めたりせず、受け取った感覚を頼りに、相手の動作に合わせて丹田歩行を行います。その際、若干相手よりも先を動くようにすると、相手は不思議と違和感を感ず、気が付くと崩されている状態になります。
【傾斜歩行】
合気道では、他の武道のように飛んだり跳ねたりして移動はしません。
傾斜歩行といって、体軸を傾けることで、上半身が倒れるのを利用して前に前進します。
このとき、自然に倒れるのを待っていると、隙ができるので、足裏を傾斜することで、体軸の傾きを加速してコントロールします。
この歩行方法は、相手との距離を詰めるときに行うものです。ですから、相手を押したり、投げたりするときよりも、入り身一足で瞬間に相手の中に入るときに使用します。
前進の仕方についても、ただ一歩でるだけでも、その用途に応じた出方ができないと、技としてなりたたないので注意が必要です。以上、各技でその一歩一歩がどういう意図なのかを理解して技を磨いて行く必要があります。
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