皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!
通常、合気道の道場では、「力を抜きなさい」と指導されます。でも、力の抜き方を教えてはくれないのが普通じゃないでしょうか。それは、抜き方が秘伝だからです。
今回は、力の抜き方についてちょこっと触れたいと思います。
先ず、大切な点は、力を抜くということですが、これには二種類あるということを知る必要があります。
一つは、本当に力が抜けている状況、もう一つは力が抜けていると感じる状況です。
「気」を用いる合気道においても、実際に相手に接触している状況で筋肉を一切使わないということはあり得ません。
よくある反論に「気」がでておれば、超能力者のサイコキネシス(念動力)のように、相手を気で空中に浮かせることすら可能だとする話があります。
たしかに「気」を用いて触れずに影響を与えるということはあり得ます。しかし、その技術は別物であり、身体を動かして行う技術は飽くまでも筋肉を使うと考えるべきです。
人を気で空中に持ち上げるということが実際あるかどうかは分かりませんが、できたとしても何千万人に一人というようなかなり類稀なる才能の持ち主しかできないものであることは間違いないでしょう。
だから、できるかできないかというような特殊能力を開発するために払う努力や時間を考えると、もっと合理的な考えで技を捕らえた方がより実際に使えるものに近くなるでしょう。
また当会のスタンスは誰でもできる技術を教えるということを行っていますので、超能力開発は行っていません。
とにかく接触している状況で、力を抜くという場合2種類あり、それぞれ使用方法があるということを覚えておいてください。
これらは、力の弱い人にとくに大切な点になりますので、次回から、順次、それぞれ2種類の具体的な使い方を説明したいと思います。
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