皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
打撃系格闘技をしている人が合気道だけをしている人を時々小ばかにしたようなことを言うことがあります。
それは、打撃系の技をあまりにも知らなさすぎるためです。
連打の警戒もなく、出したパンチを捕まえようとしますが、出したパンチは既に引かれ、二打目のパンチがでてくるからです。
こうなると、打撃に慣れていない合気道修行者は、押し込まれ、さらなるパンチの連打を浴びることになります。
今回はそういった連打を浴びることがないようにするにはどうするかという点で話していきたいと思います。
正面突きは迎えに行くぐらいが丁度よい
合気道において打撃系武道や格闘技のパンチを上手く捕らえられるとしたら、それは第一打目のパンチを上手く捕らえることができるかどうかにかかっています。
ところが、パンチを捕らえようと、相手がついてくるのを待っていると、捕えようと動いた時点ではもうすでに、パンチが引かれ、二打目のパンチが飛んできている状態になります。
ではどうするかというと、相手のパンチを迎えに行くようにするのが一番いいのです。
しかし、ただ単に迎えに行くつもりではだめです。
何故なら、相手の攻撃はフェイントかもしれないので、空振りをする可能性があるからです。
そのためには、相手の肘をチェックしておき、その動きの変化を感じ、肘に合わせて迎えに行きます。
そうすれば、相手のパンチを捉えらえることができるようになります。
ベクトルをずらして貼りつくように
相手のパンチを捉えたら、実際にパンチを捕えないといけません。
そのためには、相手のパンチと接点ができた時点で、相手が意識している方向に力をぶつけるだけでは、確かに止めることはできますが、すぐにパンチは引かれます。
ですので、パンチと接点ができたら、相手の意識している方向とは違う方向にベクトルをずらすべく、手をわずかに動かし貼りつくような意識をもつことで、相手のパンチを捕らえることができるようになります。
ここでも、合わせの「合わせ、外し、導き」が重要になってきます。(http://kenkogoshin.tank.jp/blog/?p=3252&post_format=standard 参照)
この合わせ・外し・導きの後に張り付きが来ることで、合気道独自の技が掛けられるようになります。
それゆえ、打撃技の特性をよく研究しておく必要があります。その意味において、当て身の稽古は合気道を護身術として使うためには必須と断言できます。
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