皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、成功哲学などでは、引き寄せの原理というものがあると言います。
それは心に思い描いたものが実現するというもので、現実に心に描いたものを、心が引き寄せるということです。
今回は、引き寄せの原理を知っていれば、護身術的な技術なんて必要ないか?ということについて述べたいと思います。
引き寄せの原理と合気道
師匠がお亡くなりになり2年ほどしたあるとき、合気道をしたくなり、ある合気道場に見学にいきました。
そこで、見学の動機をきかれたので、
「護身術として十分使いこなせるように鍛えたい」
と話しました。
すると、その師範は非常に軽蔑した目で次のことを言われました
「あなたは本当に未熟ですね。精神が高くなれば、暴漢に襲われることなどないのです。暴漢に遭うというのは心が未熟な人間だからです」
その師範によると、この世は引き寄せの原理というのがあり、考えていることが現実に起こるというものです。
ですから、僕が以前にさまざまな目に遭ったというのは、すべて僕の心が作り出したとこというわけです。
そして、そういった考えを教えるのが合気道だそうでした。
やはり護身術の知識は必要
自分に降りかかる不幸は自分が起こしていると、宗教家が言えばある程度素直に聞けますが、これが合気道家に言われればちょっと違うと感じます。
「それでは武道の意味がない、宗教を教えた方がいいのでは?」と僕は考えてしまいました。
例えば、無差別通り魔殺人事件の被害者のことを考えると、被害に遭って亡くなった人は、すべてその人達が悪いでしょうか?
成功哲学における引き寄せというのは、本人が強い信念を持って、必ず起こると信じ続けたときに、その現象が起こるものと言われています。
そういう意味では、突発的に起こる不幸な出来事は、引き寄せというものが関わっていないとは断言はできませんが、それは、非常に小さなもので0.01パーセントにも満たないものと僕は考えます。
誰も通り魔に遭って死ぬなどと強い信念を持って思い続けた人などどこにもいません。
例え、不可思議な力があると仮定しても、それに関わる確率の大半はこういった引き寄せとは違う別の因子がメインだと僕は思います。
しかも、護身の知識がないために命を亡くした人がいるのも事実です。
ですから、やはり、技術としての護身術をある程度身に付けておく必要性は十分あるはずです。
少なくとも護身術の知識があれば、通り魔殺人事件などでは助かる命もあったでしょう。
こういう意味からも、合気道では、世界平和を目指す理念だけでなく、実際に暴漢に襲われた場合に対処できる技術の研究も必要と僕は考えます。
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