皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、合気道では片手取りという相手に片方の手首をつかみにきた場合に対する技を稽古します。
そして、片手取りが合気道の基本の根幹を示す技だと説明されます。今回は片手取りの際の心構えについて話したいと思います。
片手取りは本当に実戦的?
2チャンねんるや5チャンネルで時々、「実戦でただ単に手首を持ちにくる奴はいない」という人たちがいます。
その人たちの意見は、「例え手首を持ったとしても、それは次の動作につなげるためのものだ。女・子供をに無理やり拘束するために手首をつかむ際でも、やはり次の動作として引っ張る行為が入る」ということです。
非常に真っ当な意見だと思います。この意見に合気道修行者が問題にすべき点が入っています。
片手取りの際、技の掛け手はどうしても受け身になる傾向があると思います。
ところが、武道として考えたとき、大切なのは先手を取るということです。
武道では先手には、先の先、後の先、先々の先と3種類あります。後の先や先々の先は見た目タイミング的に受け身に見えます。
しかし、飽くまでもそう見えるだけで、相手を捕えているという点では、先手をとっているのです。
そこが、武道としての合気道の大切なポイントとなります。
片手取りは合気道の根源
片手取りであっても「先」を考える必要があるということが理解されたと思います。
井口師範は、「相手に掴まれたら、終わっている」と言われました。
要するに、相手に掴まれるというのは、相手が武器を持っていたら相手に刺されるということです。
相手に刀で腹を刺されてから技が始まるという人がいたら頭がおかしいと誰でもが思いますが、片手取りになった場合、まったく不思議に思いません。
これは私たちが安全な日本に住んでいるため、掴まれてからでも何とかなると思う思いがあるからです。
相手にちょっとでも隙を見せたらやられるという状況で相手に掴まれるようなことは非常に危険です。
そういった考えで片手取りを行う必要があります。そうすると井口師範のおっしゃる「相手に掴ませる」という表現の意味がわかるのではないでしょうか。
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