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5/10護身術

本日は、先日の続きで、力いっぱいでもたれた場合の力の外し方を中心に稽古を行いました。大切なのが「①合わせ」「②導き」という手順です。「合わせ」では、力を入れすぎないことです。皆さんがんばってくださいね。

消える動きの稽古

今日の子供の部は中一の男子3人が参加し、「消える動き」を中心に稽古をしました。「消える動き」というは相手から見て、「目の前から忽然と消えたように見える動き」のことを言います。実は、私は、師匠である井口師範から「消える動き」として単独で学んだわけではありませんが、子供たちにそういう言い方をしたほうが分かり易いので、そう教えています。

この「消える動き」は、当会の秘伝の「空間感覚」に属する技術で、原理は公のブログでは具体的に述べることはできませんが、「相手に目の前から一瞬消えたと思わせる」ような技術で、目にも止まらぬ早業で移動するものではありません。

合気道の教本などでは、一切触れておらず、それらしき表現としては、「相手の氣を導く」という言葉が見うけられる程度で、具体的な方法は書かれていないのが現状ですが、普通の中学生にもできる純然たる「技術」の一つです。

マンツーマン指導の依頼

5月からマンツーマンで合気道暦十数年の方を指導することになりました。
この方の師匠は、わが師、井口雅博師範に何年間か合気道を教わったということで、時々お弟子さんたちに井口師範のお話をよくされるそうです。

先日、この方に体験にお越しいただき、井口師範から授かった秘伝で技を示しましたところ、この方の師匠からは、そのような秘伝は教わっていないということです。

この方の師匠は、井口師範から秘伝を授かっていないのか、隠して弟子には一切教えないのかはわかりませんが、井口師範の秘伝を合気道を愛する人に教えられるのはとてもうれしく思います。

この方はこの夏に四段を受けることになるそうですが、技に対して、今まで疑問に思っていた部分が少しでも晴れ、実力UPに寄与できればと考えております。

目と苛められっ子

空間感覚の技術というのは、当会の秘伝技術ですが、これは実演しないと分からない技術なので、言葉では説明できないが、その中核は、目の使い方にあります。

ところで、以前、中学2年生で学校で苛めに会っているという男の子の相談を受けたことがあります。彼を見て、先ず気がついたことは「目が負け犬の目になっている」ということでした。彼と面と向かって目を合わせると一瞬「視線が逃げる」のです。

そこで、その子供に、相手の顔を見て目を見ない方法を教えました。いわゆる剣道の『遠山の目付(えんざんのめつけ)』というものと同じような目の使い方です。

しかし、剣道をしている人に聞いたところによると、『遠山の目付』では、相手の目をしっかり見るようにと指導されるそうですので、これとは少しことなるかもしれません。

合気道の空間感覚の技術では、「相手の目を見るとこちらの意識が読み取られる」と教え、完全な情報遮断の目的で相手の目を見ずに相手全体を見ます。

そうすると相手は、自分の方を見ているので、視線をそらされた感じがしません。ですが、相手からはこちらが何を考えているかわからないという状況となります。

さらに、彼は体が大きい方なので、体の重みを有利に活用する即席で使える護身術を教えました。

先日3ヶ月ぶりに、彼と会いましたところ、最近まったく苛められなくなったと言っていました。このように単なる人と人の間のことでも、目が非常に大切だということです。

8/13 広島県より来客

8/13 広島の合気道修行者の方が訪問者がありました。

この方はインターネット(mixi)で知り合った人で、合気道歴十数年のベテランの方で現合気道三段です。そして以前より井口師範の秘伝技術に興味を示されていて、今回わざわざ遠いところから来られました。

午前11時に和歌山に到着、和歌山市で一番人気の和歌山ラーメンの店にご案内し(昔日本一になった某有名店ではありません)、行列に並んで12時を過ぎたころに中に入ることができました。そこでラーメンを食べ、さっそく道場に案内し、稽古開始。

井口師範の技術を、しばらく体験していただき、その後、技の説明を行いました。

井口師範の秘伝の技術は、一般の常識を覆す「コロンブスの卵」のような技術で、分かれば誰でもできるのですが、それを行うためには、どうしても先入観が邪魔をして、「理屈どおりに体が動かない」という現象が起こります。

この方も、当初は、混乱されていましたが、ご自分の長い合気道の経験を整理され、この秘伝を理解していただくことができました。稽古と私の現弟子2人を交えた座談会など行い楽しんでいただいたようです。

ネットでは、宝を手に入れたと日記に書いていただいていました。遠いところを来ていただいてご満足していただいて本当によかったと思います。

当会では、このように合気道では失伝した秘伝を、希望者にお教えしています。

8/3 バーベル購入

会員の要望で、総重量135kgのバーベルを買いました。

当会ではべつにウェイトトレーニングをいたしません。それどころか私の合気道の師匠である井口師範は、ウェイトトレーニングの害についても話されていました。

ウェイトトレーニングの弊害というのは、筋肉を部分に分けてトレーニングをするため、部分的な使い方の癖がつき、スムーズに体全体を使うことができなくなる点と、筋肉が重量を記憶してしまい、そのれが技の妨げになると話されていました。

合気道では、その基礎力をつけるのに農耕作業を昔はやっていたようです。その中で「重いものを軽く持つ、腕力を使わず体を使う。」を体現していたと聞きました。

しかし、農耕をおこなう機会の少ない現代社会では、高重量のものを持つ機会がありませんし、いくら田舎といっても和歌山市内では、大きな石や岩が簡単に転がっているわけでもありません。

そこで、会員の皆さんに、力を入れない癖をつけていただくため、高重量のバーベルを購入しました。

みなさん、がんばってくださいね。

6/15 土曜日部の稽古

一般の部に、この前、体験で来られたKさんが入会してくださることとなりました。

稽古内容は、以下の通りです。

  1. 基本稽古(その場稽古と移動稽古)
  2. 基礎理論の稽古(相対稽古で、正面手刀の受け、正面付きの受け、皮膚の捉え方、崩しの基本、座り技呼吸技等)
  3. 護身技(合気道の一教、小手返し)

次回からは、腹圧強化の呼吸訓練と受け身を入れていきます。お楽しみに!

6/13 技の研究会

参加者は、2人、女性のTさんと男性のUさんです。

最近護身術がずいぶんと面白くなってきたと言っていたUさんは、木曜日の部は初めての参加です。

稽古内容は、基本稽古であるその場稽古、移動稽古、相対稽古、投げ技を稽古しました。

特に相対稽古では、連打のパンチの対応の仕方を丁寧に稽古していただきました。

また、投げ技としては、現段階では、何もしていない相手に技をかける稽古として、小手返しと一教を行いました。さらに、小手返しでは、小手を返す際の崩しの技法を説明しました。

 

6/8 夜の稽古

今回、Uさんの紹介で20代の男性の体験者が来ました。

彼は、日々、ダンベルを使って鍛錬しているというだけで筋力は相当ありました。そこで、当会で9カ月目の女性と押し合いをしていただくことにしました。

小柄な女性ですが、体験者を圧倒して驚かせていました。半年前には腕立て伏せを1度もできなかったことを知ったらもっと驚いたでしょう。

体験者の人には、一通り、当会が行っている訓練を体験していただきました。筋力ではない世界を見た彼は、当会に入会していただけるのか次回が楽しみです。

できれば、このような屈強な男性だけでなく、当会のシステムを多くのか弱い女性に知っていただき、護身に役立てていただければと思うのですが、宣伝が下手で、まだ集まってはきませんが、なるべくブログなどで知らせて行きたいと考えています。

5/27 夜の部の稽古

5月27日夜の部の稽古 参加者は女子2名。

基本稽古(その場稽古、移動稽古、相対稽古)とリクエストに応えて、感覚トレーニングを行いました。

感覚トレーニングは、下記の映像のようなトレーニングです。
一見、気を使った飛ばしの映像のように見えますが、物理学的な原理と生理学的な原理と心理学的な原理を使ってやています。

技術にはちゃんとした根拠がありますから、少し稽古すればだれでもできる技術です。できる限り神秘的な解釈を少なくして稽古を行うのが当会の特徴です。

http://kenkogoshin.tank.jp/blog/wp-content/plugins/videopop_plus/videopop.php?vid=1369880116