【VAKタイプ】3

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、情報を得るのに人は五感を使っていますが、人によって五感のいずれかが優位になっていて、それを中心に情報を得ているという話を前回しました。

今回も引き続きその話をしたいと思います。

VAKは大脳の構造で分かれている

そのため、3つのタイプがあり、Vタイプが視覚タイプ、Aタイプが聴覚タイプ、Kタイプが体感覚タイプとなっています。

これは脳の構造に関係があります。大脳新皮質では、後頭葉に視覚野、側頭葉に聴覚野、頭頂葉に体性感覚野それぞれ別々に五感を感じるスポットがあり、脳でも情報の処理を行うところが異なるためです。

ですから、どの部分がよく発達しているかということで、得意とするものが異なる訳です。

ところで、このように脳の使われる分野が異なるということは、訓練次第では、それぞれの感覚を磨くこともできるということでもあります。

しかし、一般的に、日常よく使われる感覚というのは、最も得意とする感覚になりますので、訓練においては自分のタイプをよく見極め、それでいて、他の感覚を理解しつつ、置き換えていくというプロセスが大切です。


体感覚の訓練

基本的には、僕は聴覚タイプです。聴覚タイプの特徴は、論理思考にあります。要するに、原因と結果による順序が大切で、それを超えると頭が働かないことが時々起こっています。

ところが、合気道は、体感覚タイプの武道ですので、聴覚タイプの理論派の僕とでは非常に相性が悪いのです。

そのため、合気道の習得には困難を極めました。ただただ、師匠が熱心にご指導してくださったお陰で、僕は体感覚がかなり鍛えていただけました。

僕の経験からいいますと、体感覚の訓練は、合気道など気にかんする武道や気功法などを行うことで非常に感覚を磨くことができます。

視覚の訓練

僕は、子供のころから体が弱かったため、あまり出歩くことができず、家でできる事と言えば、本を読むことと絵を描くことでした。

そして、高校生の頃は、絵の本格的な通信教育を受けたことで、かなり視覚の訓練ができたようです。

そのため、インターネット上でのVAKタイプのテストを受けると視覚タイプになってしまうぐらいです。

このように、目に見えるものを、紙に映すという作業が非常に視覚を敏感にすることがわかります。

聴覚の訓練

聴覚の訓練と言っても、音を聞くのと少し違います。音を聞くにしても、視覚タイプの人はどうしても音を視覚に置き換えるようなことをしたり、体感覚の人は体でリズムを取り体感覚に置き換えたりしてしまいますので注意が必要です。

ですから、ここでは論理思考の訓練が必要です。そのため、哲学的な本や宗教の理論書などから、スポーツ科学など論理的に考えるような書物を読むことをお薦めします。


このように他の感覚の特性を知ることで、他の人を理解することができます。合気道の合わせとは、相手の理解なので、こういった自分の苦手とするものにチャレンジしてはどうでしょうか?


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