皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!
さて、前回は、急所である目を狙うというお話しをしました。そこで、今回は急所のまとめをしたいと思います。
復習ですが、急所というのは、ダメージを追いやすい人体の部分をいいます。前回の目を狙うというのが最大の急所です。さらに最も有名なのが男性の金的(睾丸)です。
また攻撃の方法によって、靴のエッジや武器を使うなら脛、一本拳を使うなら胸骨など骨の弱いところを狙います。
ちょっとそれぞれのまとめをしてみたいと思います。
目への攻撃
攻撃方法として、モノを投げることによって一瞬視界を遮ることで距離を取る。相手につかまれたときには手による目潰しで危機を避けることができます。
モノを投げる場合、モノはなんでもいいが、大切なのは相手の目を狙うことです。そうした場合ハンカチのような柔らかい布でも十分効力を発揮します。
下の絵はハンカチを投げ、相手から離れるときの様子を示しています。一度、他の人にナイフを持っていると想定して、かかってもらってください。どれだけハンカチが効果があるかわかるはずです。
よく覚えておいてほしいのは、いきなり手を捕まれた際に、体に力が入ってしまった場合、相手に逆らうのが精いっぱいで、手を抜く技術を知っていても使えない場合があることです。
そんな場合、確実にパニックになります。パニックになったときにでも、使える技というのは単純な技です。
その点目潰しは、やり方を覚えておけば誰でもすぐにだせる攻撃ですし、攻撃することが最大の防御となるということも重要で、確実に押さえておきましょう。
金的攻撃
金的攻撃には大きく分けて2種類あります。一つは手で攻撃する方法、もう一つは足で蹴上げる方法です。
相手の股間を蹴り上げるのは、護身術では非常によく指導されるやり方ですが、問題点としては、相手が半身(足を自分に対して前後に開いている立ち方)の場合、前にある足が邪魔になって攻撃できず失敗し、バランスを失う恐れがあります。
そこで、手で相手の金的を攻撃することも覚える必要があります。ただし、女性の場合、手で攻撃する場合、かなり嫌悪感を伴う人がいるので、掌打は不向きです。ですので、鉄槌打ちといって握りこぶしの小指側を肘のスナップを利かせて、打ち込みましょう。鉄槌打ちの場合だと、かなり嫌悪感が軽減されるでしょう。
脛や膝の攻撃
靴のエッジが相手の骨に当たるように攻撃してください。骨にまともに当たればかなり効果的です。
一本拳
一本拳は、拳を握って、人差し指あるいは中指を飛び出させ、飛び出した指の第2関節で、打撃をしたり、押し付けたりするのに使用します。
一本拳で、相手の急所を強く押すだけでもかなり効果が発揮できます。一本拳で狙える急所は、胸の中心の骨である胸骨、肋骨、手の甲、顔面だと鼻と口の間にある人中のツボ、目、顎関節の根本部分などです。
下図を参照して、一度自分自身で押して見てどこが効くかを確かめておきましょう。
尚、肋骨の弱い部分は、常に上腕や肘によってガードされているので、脇が開いている部分を狙う必要があります。
また、手の甲を強く押すだけでもかなり効果がありますが、図の薬指の下にある「手甲(しゅこう)」の急所は尺骨神経を直撃する位置にあるので、手先がしびれ戦闘能力を失うとされています。
以上、急所攻撃の復習でした。
万が一、暴漢に襲われることがあったら、急所を一度攻撃しても上手く行かないことがあるので、一か所ばかりにこだわらず、あらゆる急所攻撃を仕掛けるつもりでいてください。
次回は、日常の何を武器にできるかという話しをしたいと思います。
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