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健康護身術を指導している橋本実です。

【本当に恐ろしい痴漢冤罪】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今回から少し趣向を変えて、護身術に焦点を当てていきたいと思います。

今回は、男性の護身ということで、巷で増えているらしい痴漢冤罪について書きたいと思います。

僕たち男性にとって、痴漢冤罪は非常に恐ろしいものがありますよね。

それは、やってないことの証明はほぼ不可能ですから、100%近い確率で犯罪者とされてしまいます。

特に、人生の中で、今まで1円すら盗んだことのないまったく犯罪に無関係な人間が、女性の一方的な訴えだけで、警察に不当に逮捕され、拘留され、その後、痴漢冤罪にされた人の人生は破局に向かいます。

今回は、痴漢冤罪は簡単に成立するという点について述べてみました。

 


女性の痴漢冤罪に持ち込むメリット

 

 

過去の痴漢冤罪事件を調べてみますと、痴漢冤罪に陥れる女性のパターンとして2つあります。

  1. 示談金目当て
  2. 仕返し

示談金は金額の差がありますが、20万円~50万円が多く、民事で認められているのは、10万円~80万円です。

この金額は、相手を痴漢冤罪に陥れるのに十分な理由になるでしょう。

もう一つは電車の中などでマナー違反を注意されたことにムカついた仕返しです。

この場合、相手が駅に降りた時点で、警察に電話して、痴漢だと申告すれば、相手の人生を奈落の底に陥れることができます。

しかも、警察は過去のその女性の申告を調べることがありませんから、何度、冤罪を行っても、女性が犯罪者とされません。

万が一、「この前もありましたね」と警察官に言われたら、涙ながらに昔から何度も狙われると訴えればいいだけです。

なお、女性が犯罪とされることがないという点は、どのサイトかも忘れましたが、痴漢冤罪を勧める記事に書かれていたので、事実の確認は取れていません。

多分、潜在的に痴漢冤罪に巻き込まれた人はかなり多いと思われます。

 

 


男は泣き寝入りするしかない

 

もっとも恐ろしいのは、やっていなくても、痴漢されたと自己申告するだけで、犯罪として成立する点です。

そして、警察側は、罪をみとめて、示談を奨めます。

それは、痴漢と申告されたら、やっていない決定的証拠を出さなければ、法廷では勝つことができないからです。

一方、示談が成立すれば、略式起訴を回避することができ、不起訴に持ち込める可能性が高くなるので、罰金額を支払うこともなく、前科もつきません。

日本では痴漢は罪を認めなければ、強制的に前科者となるシステムになっているのです。

 


人を見たら泥棒と思え

 

ですから、人を見たら泥棒と思えという格言があるように男性は、

見知らぬ女性をみたら痴漢冤罪されると思え!

ということを肝に銘じておく必要があります。

 


 

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【情報の遮断】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

護身術でもいえることですが、合気道で何よりも大切なことは、これから自分が行おうとすること、感情の変化などの自分の情報を相手に知らせないこと、即ち「情報の遮断」です。

相手がこちらが何をするか全く見当がつかないから、技が効くわけです。

特に護身術では、この情報遮断を上手く利用すると、ティシュペーパー一枚でも、護身に使えるアイテムに変わります。

ですから、合気道修行者だけでなく、護身を学ぶ人は僕は情報の遮断を稽古するべきだと思っています。

 


情報遮断されるとプロでも難しい

 

 

当会には、総合格闘技の元プロ選手をしていた人がいます。

この人は、子どものころから柔道をし、その後、極真空手、そしてメキシコでの総合格闘技と進んで行った人です。

そのため、様々な格闘技に関して精通しています。

実は、この百戦錬磨の元プロ格闘家は、形稽古の際、当会の二段の女性会員と行うのが非常に苦手です。

というのは、この女性会員は攻撃の際に、ワザと情報の遮断をしている訳じゃないのだけれど、何故か無意識で情報遮断をやってしまうのからなのです。

このことからもわかると思いますが、格闘のプロですら、攻撃の際は「攻撃の意図」を出してから攻撃しているということが分かります。

ですから、情報遮断というのは、合気道独自かもしれません。

 


形稽古は情報遮断の稽古

 

 

形稽古の基本は、受けと取りを決めて行い、決められた攻撃パターンで攻撃し、決められた技をかけるというものです。

合気道は基本的には形稽古だけを行います。

ちなみに、合気道の方稽古での受けとは、技をかけられる側です。

合気道では、例えば正面打ち四方投げというように、受けの人が取りの人に何らかの攻撃パターンの内の決められた一つのパターンを仕掛け、それを取りの人がこれまた決められた技をかけます。

さらに基本的ルールとして、受けの人は取りに対して情報を遮断せずに決められた攻撃パターンをすることも大切です。

というのは、一般的な武道や格闘技のおける通常の攻撃では、ターゲットに向けて攻撃するというこころが起こった時点で、気が出てまいす。

多くの武道・格闘技では、その気を判断して、次の動作が行われるわけです。

このよう形においては、基本は相手の気を読む稽古も含まれているわけです。

よって、形稽古においては、取りは情報遮断を行うが、受けは情報遮断を行わず、攻撃時に気を出して、取りが気を読めるようにするというのが大切になります。

ですから、受けは、殺気を出すつもりぐらいで攻撃をした方が取りの稽古になります。

ただし打撃系の稽古では、安全のため、受けは寸止めは最低限のマナーであることは言うまでもありません。


 

 

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【自然な動きを実現する目と体】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

合気道の限らず、人はギクシャクしていない、滑らかな動きを見ると自然な美しい動きと感じるようにできています。

ですから、合気道でいう自然な動きというのは、そういった意味での自然さを追求する動きということになります。

そして、前回は、自然な動きを実現するということで、3つの条件を説明しました。

  1. 相手にこちらの動きが読まれない(情報遮断)
  2. 一々動作するたびにタメをつくらない最低限の動きを実現
  3. 相手の動作に合わせて動く

今回は、もう少し具体的にその条件の作り方を説明したいと思います。

 


自然な動きを実現する目

 

例えば、達人を相手に正面打ちなど攻撃する際、達人がまるで虚像といっていいのだろうか、全く人間を相手に相対していない感じがします。

また、合気道の達人は、打撃技を繰り出す時も、どこを狙うのか全くわからないのです。

ですから、パンチで攻撃する場合なら、打撃前の本の瞬間、目標に吸い込まれるようにパンチが現れます。

合気道が武道である以上、どうしても相手というものを想定する必要がありますが、自然な動作をするには、本の少しでも予めどの様に動くかという情報を出す動作すら邪魔なわけです。

達人の場合は、心を静かにして、明鏡止水の境地で、客観的にただ目に映る像全体を認識して、目から一切の情報がでません。

しかし、我々凡人は、明鏡止水の境地にはなかなか至れませんから、達人のそういった目の特徴をまねする必要があります。

 


自然な動きを実現する動作

 

自然な動きを実現するには、身体が一つにならないといけません。

そのためのには、姿勢が非常に大切になってきます。

一人で動くときは達人の姿勢は、天から地に貫く柱が、頭の天辺(泥丸)から体を貫いているかのように、軸がしっかりとできています。

そのため、足先から頭の天辺まで一つになり、足で加速すればそのまま、体が同時に足に運ばれるというように、一切の遅れがありません。

それには、西洋式のよい姿勢とは違う姿勢を取っています。

西洋式の良い姿勢は、体をバネに使えるよう柔軟でS字カーブをした姿勢を良いとします。

バネを使うということは、伸縮の時間差が出るということも覚えておく必要があります。

ですから、我々凡人も、バネを使わない達人の動きをまねすることで、見た目より自然な動きが実現します。

このように、自然な動きを実現するというのは、かなり不自然な身体の使い方に慣れる必要があるのです。

 

 

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【自然な動きを実現する】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です。

さて、合気道の達人の動きを見ると、非常綺麗で動きに無駄がなく、とても自然に見えます。

今日はその自然な動きを実現している達人の動きにスポットライトを当ててみようというのが今回の主旨です。

 


合気道の自然な動きとは

 

師匠は「合気道は自然でなければならない」とおっしゃいました。

また、
「『ああしよう、こうしよう』思ってやるのでなく、相手の動きに合わせて動き、相手の虚にサッと入り込み、あれよあれよという間に何がなんやらわからないまま倒されている。それが合気道や」
とも言われました。

ちなみに、二代目吉祥丸道主の著書、講談社スポーツシリーズ合気道の合気投げのところに合気投げについて書かれたところを抜粋してみましょう。

「呼吸力が充実し、合気の気構え、体構えがそなわってくれば、相手は、自分の体にふれただけで合気され、相手を制することができるという、技の極致を合気投げという。修行者は私どもも含め、この理想の極致を目標に修業する」

この文章から、井口師範の自然な動きというのは、合気道の理想の境地である合気投げを示したものと思われます。

それでは私たちのような達人になれない才能がない者にとっては、不可能ということになってしまいます。

それだと、話が終わってしまいますが、合気投げの境地にいかなくても、私たちにできる自然な動きを実現するためにはどうしたらいいかという話をしたいと思います。

 


自然な動きは実はかなり不自然

 

自然な動きというのは、相手の動作に合わせて、適切に時期に適切に相手の虚の中に入っていく動作でき、そして相手が訳がわからない内に相手を制し、相手にとっても自分にとっても非常に自然に感じる動きということです。

その実現のためには最低限次のことができないといけません。

  1. 相手にこちらの動きが読まれない(情報遮断)
  2. 一々動作するたびにタメをつくらない最低限の動きを実現
  3. 相手の動作に合わせて動く

1に関しては、目の使い方が重要で、2に関してはタメを作らずに入る体技が必要です。例えば、当会の技術で言えばの三角とか、傾斜歩行などのタメを作らず入っていく技術です。3については観察眼と、動じないという平常心が必要になります。

そういった要素を考え、日々の技の稽古に励まないと、ただ数をこなしていたらできるというモノではありません。

 

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【最小限度の動き】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です。

さて、合気道の技を行う上で、大切なのは最小限度の動きです。

では最小限度の動きとはどんなものか?

上級者が演武をした場合、動きが非常に自然に見えますが、これは最小限度の動きをしているためです。

例えば、肘をまったく伸縮せず、一定の角度で動いているように見えます。果たしてどうなんでしょうか?

 


上級者は肘を伸縮をしない?

 

合気道の初心者の人の技では、肘の伸縮の動きが非常に顕著に現れます。

一方、上級者の動きをよくよく見るとあたかも肘の伸縮がまったくないように見えます。

そして、上級者当人にその点を聞いても、肘は一定にして、円相を取っているのだと答えが返ってきます。

しかし、映像などでよくよく観察してみますと、上級者は、技において、やはり肘の伸縮を行っているのが分かります。

実際、解剖学的に見ても、肘の伸縮が全くない状態で、自由に動くことは難しいし、非常に不便でもあるから、不自然に固定されるということは無いわけです。

 


上級者と初心者の違い

 

では、どこに違いがあるでしょうか?

実は、初心者の場合は、技を行うにあたって腕に力を無駄に入れて伸縮しており、また肘の伸縮にも必ずタメを作って行っています。

一方、それに比べ、上級者の技にはタメもなく、無駄な肘の伸縮もなく、さらに言えば伸縮する意識すらありません。

自然にそうするのが一番だからそうするというような感じで、相手と接点ができた時点で、折れない腕を形成しているというような感じになっています。

要するに無駄な動作がないため、一見すると、肘の伸縮が全くないように見えるのです。

そのため、上級者の演武はあたかも自然に行っているように見えます。

相手の攻撃がきたところに、サッと受けの手が突然現れ、相手の攻撃した手を吸収するかのように見えるわけです。

上級者が行う合気道の自然な動きというのは、動作に一々タメが無く、無駄の完全に省かれた動作がなされたときに出来上がります。

これが、あらゆる実戦の場でできれば、まさしく達人です。

井口師範は、刃物を持った十数人の暴力団員との闘いで、あれよあれよという間に全員をたたんでしまいました。

また、大相撲の和歌山場所があったとき、一人の幕内力士が飲み屋で大暴れし、何人もの柔道高段者の警官が弾き飛ばされた中、現場にかけつけるやいなやその力士を三教という技で交番まで連行しました。

ですから、まずは、才能のない僕たちは、このような境地を目指して、さらなる努力が必要というのはいうまでもありません。

次回は、自然な動きを実現するためはどうするかについて書いていきたいと思います。

 

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【強い力を出すのは足】

皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。

前回までは、意識の三角という非常に抽象的なことについてお話ししましたが、今回はそれとはまったく対象になるもっと物理的な「足の三角」について話したいと思います。

 


腕力の勝る相手には脚力を使う

合気道初心者の人の場合、相手と力勝負になったとき、どうしても腕力に頼ってしまいます。

ですが、相手の力が自分より勝るときは、腕力の真っ向勝負による腕の曲げ伸ばしで相手に打ち勝とうとしても、無駄です。

合気道の場合、地面に力を借ります。要するに足を使います。

そういうと「なるほど!」と思われた読者の方もいらっしゃると思いますが、実は地面の力を借りるというのはそう単純なものではないのです。

それに、足を使おうと思った時点で相手に悟られ、動きが読まれます。

 


足の三角

 

そこで、合気道では、足で支える力を前方方向に変換することで、地面の力を借ります。

これを当会では足の三角と呼んでいます。

井口師範はときどき、自分の袴をめくって、「曰く、ちゃんと三角になっているやろ?」と言いました。

当初は何のことか分かりませんでしたが、これは、足をレの字立ちにして、それが「足の三角」というものです。

これは後ろ足の内側の親指側、踵側の2点と、前足の先の1点が三角形を作っているだろうというものです。

実はこれには秘伝があり、後ろ足の内側の親指側1点、踵側の1点と、前足の先の1点ではなく、ここでは言いませんが、とある1点を使うと、地面の力を十分に借りられるというものです。

読者の方は、壁を押すなどして、地面の力を借りて、前方に押す力がどう増えるかを研究してみてください。

答えを言うのは簡単ですが、僕も自分で発見し、井口師範に確認したところ「そうや!」と言っていただきました。

 

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【人間を動かす意識の三角】

皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。

実は今回で、1000文字(800字以上~1200字未満)連続投稿200回達成記念です。

200日連続投稿というのは本当に苦しかったのですが、何とか達成することができました。

これも一重に読者の皆さんがブログ村へのクリックをしてくださり、ランキングをアップして下さったお陰です。

もうやめようかと思ったときに、合気道部門でランキング1位になったりとして、唯一それだけが心の支えとなり、達成することができました。

今では、合気道部門の一つ上の格闘技部門で2位まで来ることができ、本当に皆さんのご協力に感謝いたします。

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前回は、意識の三角と合わせの関係を説明しましたが、人は何か行動する際に必ずこの意識の三角という状況ができて行動をします。

合気道の心法というのは相手の意識を動かす心理なわけですから、そういった知識があると別の視点から技をみることができますので、非常に大切です。

そこで、今回はもう少し意識の三角について話したいと思います。

 


自動回路と意識の三角

 

もうお気づきかと思いますが、意識の三角は、攻撃をする意図を持った時に発動するものではありません。

人が何かする際に必ず出来るもので、意識の三角ができると、頭に自動回路が発生し、無意識に目標に到達するまで、その意識の三角は解除できないものです。

この自動回路が発生中は、他の動きができなるなるという欠点があるので非常に厄介なものだと読者の皆さんもお考えになっているのではないでしょうか?

ところが、合気道では、この意識の三角を十分に理解することで、この自動回路と付き合うことを考えます。

 


目標達成には意識の三角

意識の三角は、目標に意識がロックされたときに発生するという話はしましたが、この目標をきっちりと定めることが必要です。

人は日常の生活でも、実はこれをやっています。

例えば、赤信号で横断歩道の端で待っている人を観察すると非常に面白いです。

青信号になったとき、一斉に立ち止まっている人が、歩き出す前に前にあるこうという意識を漏らす瞬間があります。

観察眼のある人は、注意してみるとなるほどと納得するはずです。

このような些細な日常の動作にも意識の三角が形成されています。

ところが、一度歩きだすと、もうその三角は消滅します。

このように、歩くというもう出来上がった動作では、意識の三角は起動するだけに使われます。

何か大きな新しい目標を持って動くときは、目標を一つに定める必要があります。

ですから、普通の人は多くを求め、出来る人ほど一点集中を選択します。人間にはこの意識の三角を一度にたくさん出すことはできないのです。

 

 

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【意識の三角と合わせ・外し】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今、合わせということで、記事を書いていますが、今回は、以前お話しした攻撃の三角(意識の三角)と合わせの関係に関して記事を書いていきたいと思います。


意識の三角

以前までは、「攻撃の三角」という呼び名で読んでいましたが、これは、攻撃しようと意識が目標に固定したとき、その行動が遂行し終わるまで、体がその動作にロックされてしまうことを言います。

人間というのは、一旦、目標が定まり、意識が集中した時点で、その目標に向かって全意識があたかも太陽光を集めるレンズのように一点に集中してしまうことを、「意識の三角」と呼んでいます。

ですから、例えば、正面打ちで相手の眉間に目標をさだめ、今まさに打ち込もうと集中したときに「意識の三角」が形成され、正面打ちという動作に体が固定され、正面打ちが目標のあるところまで到達しないと「意識の三角」は消滅しません。

 

ですから、「意識の三角」が形成された時点では、虚実で表現すれば、一点に実で、他は虚の状態になり、非常に無防備な状態にもなります。

また、攻撃の際は、上級者ほどその「意識の三角」の維持時間は短いのが普通です。

そして合気道では、この隙間をどう狙うかを考えるわけです。

 


意識の三角に合わせる

具体的には合気道では、この「意識の三角」が出来た時点で、相手の目標となっている意識の三角の頂点から外れます。

ですから、ときどき合気道の指導者は「打撃は点」というい言い方をし、「その点さえ捉え、避ければ簡単」と指導する指導者もいるくらいです。

とは言っても、3カ月ぐらい打撃系の格闘技をやった人でも、攻撃時の「意識の三角」の期間は素人にくらべるとかなり短いのが普通です。

そんな短い時間にタイミングを合わせるのは実はかなり至難の業です。

しかも、打撃系の人には、連打があります。点も集まれば面となります。

それを忘れるとひどい目に遭うことになるので、要注意です。

というのは、合気道を十年以上している”とある合気道修業者”が日本拳法を始めて数か月の人に勝負を挑んで、ボコられたという話があります。

このように相手が打撃系初心者であろうとも、「意識の三角」を捕らえるのは本当に難しいのです。

そこで、師匠から教わった合気道ではどうかというと、心法を使って、「あるタイミングに相手がどうしても殴りたい」という状況を作ってやり、相手はそれにつられて手を出させるということを行います。

要するに相手の殴るタイミングをこちらで用意してあげるわけです。

それだと、タイミングは実は自分が握っていることになるので、非常にコントロールがしやすい状況であるということです。

それで、意識の三角の目標地点から目標になっている部分を外し、相手を導きます。

なお、相手が打撃の上級者になるほどこの操作は難しいというのは当然です。

日ごろ良い師匠に就いて合気道の稽古を真剣にやっている人なら、これだけのヒントで分かる人がいると思います。

しかし、合気道修行者が道場でできても、他の格闘技の人に使うと痛い目を見るかもしれないということを一言付け加えておきます。

考え方の違いを述べているという点を誤解しないようにお願いします。

 

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【手首取りでの「合わせ」】

皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。

最近の記事では合気道の「合わせる」ということについて、いろんな視点から述べています。

そこで大切なことは「合わせる」「外す」「導く」でした。

今日は手首取りの「合わせ」「外し」「導き」について記事を書いていきたいと思います。

「外す」というのは、相手とぶつからないということです。

要は「相手の土俵で戦わない」ということで、そのため、力勝負を避けることでもあります。

特に僕たち日本人は「正々堂々」が好きで、実力も考えず、相手との真向勝負で圧勝することを好みます。

極端に言えば、体の小さく力のない人間が、圧倒的に力も体格もある人間に圧勝する実力を見せるというのを理想としている訳です。

でも、現実のルールに従って正々堂々と戦うスポーツでは従量制をしいているのは、体力、体格、素質のある人に圧勝するというのは無理だということを示しているのではないでしょうか。

それが現実です。


相手の知らない技術

 

体力、体格、素質のある人と、ルールのもと正々堂々と根性だけで真向勝負で戦うには限界があります。

やはり、技という要素で戦わないといけません。

技というと「誰にでも通じる万能の技」を連想する人がいるかもしれませんが、そんな綺麗ごとはありません。

「相手の知らない技術」を使うのです。

だから、技で勝てる訳で、相手が知り尽くした技では、とても勝負になりません。

だから完璧に技の形さえできればという最高の答えはないのです。

技が決まるのは、形ではなく、相手の虚をついた瞬間ということを覚えておく必要があります。

 


手首取りで、実を避けて虚を撃つには?

 

「実」というのは万全の体勢をととのえている状態、「虚」というのは無防備な状態です。

合気道では、一見万全の体勢を整えている状況で戦うと見せかけて、実は相手の「虚」を突くという戦法を取ります。

今回は手首取りでの相手の「虚」というのは、つかもうとするタイミングでの位置関係にあります。

人間は相手を掴もうとすると、最大力の出る位置を無意識で選びます。

そしてそうした人間の最大の問題点は、直立歩行を行っているという点です。

そのため、最大に力が入る位置というのは唯一点だけになってしまいます。

そこで、一見つかまれるように見せかけながら、位置を少しずらすことで、相手に悟られず、最大の力の出る点を外します。

ところが、折角、相手は気づかないうちに最大の力が出る点が外しても、握られた瞬間にはまた軌道修正され、最大の力が出る点に引き戻されます。

初心者が上手くできないのはこの理由によるためです。

では上級者は何をするかというと、このずらしたつぎに、「導き」を入れているのです。

具体的には手首を螺旋状に導いて、相手に引き戻されないようにして自分の優位な位置に手を持ってきます。

これにより、相手の体勢は大きく崩れます。

手首取りの技は実はこういった技術を習得するのに必要な技なわけです。

といっても、この技術は手首取りの際の、ほんの一つのやり方でしかすぎないということも覚えておく必要があります。

合気道の技には、唯一これだけが正解というものはありません。

 

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【合わせる・外す・導く】

皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。

今回は、「合わせる」ための外す意識について話したいと思います。

 


兵法書「孫子」の虚実について

 

中国の兵法書『孫子』に「兵の形は実を避けて虚を撃つ」とあります。

「実」は防御にすきのないことで 、「虚」は無防備ですきのあることをいいます。

まさに、合気道でいう相手の土俵で決して戦わないということと同じ意味になりますが、合わせを行う際に非常に大切なことです。

しかし、いうのは簡単だが、行うのはかなり難しい。

何故なら、人間はバランスを取るため、最も大きな力がかかるところ、「実」に向かって対抗してしまうからです。

先ずはその条件反射を消す必要があります。

そのためには、まず意識の改革が必要です。

 


意識改革

 

意識改革というのが、「外す」という意識です。

そのための稽古として、片手取りとか両手取りとか諸手取りとかの手首を取る技があります。

実は、合気道の一つの技に対して、正解が一つというのではありません。

答えは沢山あります。

僕の知っている答えがすべてではありません。まだまだ知らない答えが沢山あるはずです。

合気道をしていると、「どれが最高の答えだ」と唯一最高の答えを探してしまいがちですが、万能な答えなど存在しません。

ですから、手首取りという技術の中にも答えがなんとおりもありますが、今回は「外す」という感覚を鍛える稽古法を紹介します。

この稽古法で大切な点は、タイミングです。

相手に手を掴まれる瞬間が大切で、相手の意識を導くようにする必要もあります。

これは相手の気の流れを導く稽古として行うものです。

ですから、次の二段階の操作が必要となります。

  1. 先ずは「外す」
  2. そして「導く」

 

これが「合わせる」ために必要な操作です。

操作は2段階ですが、意識は「合わせる」「外す」「導く」は同時になりますので非常に説明がにくいのですが、次回は、片手取りから、この「合わせる」「外す」「導く」を何とか説明していきたいと思います。

 

 

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