【トライアドと合気道】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今回はNLP心理学を使って、合気道の習得に必要な話をしたいと思います。


トライアド

NLP心理学では、人の状態を3つの要素で表します。それをトライアドと言いますが、その3つの要素とは、身体、言語、フォーカスです。

この3つの要素で、その人の心の状態が決まります。

具体定期にいうと、万歳と大きな声を出しながら、落ち込むことができません。

またニコニコと嬉しい顔をしながら、落ちこむ人はいません。

楽しいことを考えながら、落ちこむ人はいません。

このように、言語、身体、フォーカスでその人の状態が決まってしまうのです。

実は、これは個人の感情の状態だけでなく、この3つトライアドと合気道の稽古に非常につながりがあります。


合気道での祝詞の意味

人は落ち込むと、身体能力が非常に落ちます。例えば、オーリングというのはご存知でしょうか?

OKのマークを指で作り、輪にした親指と人差し指を切り離すようにパートナーにしてもらうと、精神がいい状態だと中々離れませんが、落ちこんだ状態だと軽く力をいれるだけで離れてしまいます。

普通の精神状態のときは、このオーリングというのは非常に重い白く、例えば、「ついてない」という言葉を3回唱えただけで、パートナーは簡単に指を切り離すことができ、「うれしい」とか「ついてる」とかを3回唱えると、切り離すのが難しくなります。

このように、人は感情で筋力が大きく変わるものです。しかも、少しプラスの言葉をいうだけ、マイナスの言葉をいうだけでかなり影響をうけるものです。

合気道では、このオーリングが簡単に切り離される状態を気が出ていない状態、切り離せない状態を気が出ている状態といえるのです。

こういったことを知っていると、「穢れ」た状態とは、「けがれ」ようするに気が枯れて気が出ていない状態にあり、Oリングが簡単に切り離せる状態ということがわかります。

そのため、古い合気道では祝詞を奏上し、穢れを清めて、気が出る状態にしてから稽古を行ったのです。

ですから、祝詞というのは、実は言語面とフォーカス面から身体をいい状態にするテクニックだったのです。

その上、合気道では、天の鳥船の行や振り魂で身体面とフォーカス面で強制的にいい状態にするテクニックがあったりするわけです。

しかし、いざというときに祝詞、天の鳥船の行、振り魂などしている暇がありません。

ところが、これらのテクニックを使わなくても、身体、フォーカス、言語を変えるだけでも、正しい状態である気が出ている状態とすることができることを知っておれば非常に役にたつと思います。


 

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