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健康護身術を指導している橋本実です。

5月6日技の研究会

5月6日火曜日の夜の技の研究会を行いました。
本日の課題は、力いっぱい持たれたときの動き方、力いっぱいにもたれない方法などの技術を研究しました。

実際、護身術として使う場合、力いっぱい持たれるというのは、相手に対してこちらが遅れているということで、刃物を相手にする場合で考えると、既に体を切られているということと同じですので、あってはいけないのですが、当会では、技の原理を考える場合大変役に立ちますので稽古しています。

指導時の映像を一部アップしておきますので会員の方は参考にしてください。

合気道修行者個人指導1

本日から合気道修行者の方の個人指導が始まりました。

合気道十数年のベテランだけあって、技を見る目がこえているので、初心者に指導する場合と違ったアプローチが必要でした。

通常は、第一段階の秘伝技術の「骨の段階」の技の4つの技法(第一式から第四式)の陽の技術と陰の技術の内、第一式と第四式の陽の技術の多方面からのアプローチをするのが通常ですが、今回は、そういった説明を入れつつも、第四段階の秘伝技術までを視野に入れ、質問形式をとりながら、技術の伝授を行う形にしました。

ただ、段階的な稽古でないので、第二段階の「皮膚の段階」の技術は十分理解できたようですが、第三段階の「皮膚感覚の段階」の技術は特に難しいように感じられたようです。

また、第四段階の「空間感覚の段階」の技術は、応用範囲が非常に広いので、分かり易い技術を1種類だけ稽古しました。

それは、上段からの武器攻撃を避ける稽古で、素人目には「上段から振り下ろしてくるのだから、避けられて当たり前、こんな稽古役に立つのか?」と思われますが、「空間感覚の段階」の技術の意味が理解できていると、この稽古の重要性がわかります。ちなみに、「空間感覚の秘伝」を理解しないで同じような稽古をしても、まったく意味がありません。

ともかく、あっと言う間の1時間でした、理解していただけたでしょうか? 次週、お会いしたときが楽しみです。

消える動きの稽古

今日の子供の部は中一の男子3人が参加し、「消える動き」を中心に稽古をしました。「消える動き」というは相手から見て、「目の前から忽然と消えたように見える動き」のことを言います。実は、私は、師匠である井口師範から「消える動き」として単独で学んだわけではありませんが、子供たちにそういう言い方をしたほうが分かり易いので、そう教えています。

この「消える動き」は、当会の秘伝の「空間感覚」に属する技術で、原理は公のブログでは具体的に述べることはできませんが、「相手に目の前から一瞬消えたと思わせる」ような技術で、目にも止まらぬ早業で移動するものではありません。

合気道の教本などでは、一切触れておらず、それらしき表現としては、「相手の氣を導く」という言葉が見うけられる程度で、具体的な方法は書かれていないのが現状ですが、普通の中学生にもできる純然たる「技術」の一つです。

マンツーマン指導の依頼

5月からマンツーマンで合気道暦十数年の方を指導することになりました。
この方の師匠は、わが師、井口雅博師範に何年間か合気道を教わったということで、時々お弟子さんたちに井口師範のお話をよくされるそうです。

先日、この方に体験にお越しいただき、井口師範から授かった秘伝で技を示しましたところ、この方の師匠からは、そのような秘伝は教わっていないということです。

この方の師匠は、井口師範から秘伝を授かっていないのか、隠して弟子には一切教えないのかはわかりませんが、井口師範の秘伝を合気道を愛する人に教えられるのはとてもうれしく思います。

この方はこの夏に四段を受けることになるそうですが、技に対して、今まで疑問に思っていた部分が少しでも晴れ、実力UPに寄与できればと考えております。

目と苛められっ子

空間感覚の技術というのは、当会の秘伝技術ですが、これは実演しないと分からない技術なので、言葉では説明できないが、その中核は、目の使い方にあります。

ところで、以前、中学2年生で学校で苛めに会っているという男の子の相談を受けたことがあります。彼を見て、先ず気がついたことは「目が負け犬の目になっている」ということでした。彼と面と向かって目を合わせると一瞬「視線が逃げる」のです。

そこで、その子供に、相手の顔を見て目を見ない方法を教えました。いわゆる剣道の『遠山の目付(えんざんのめつけ)』というものと同じような目の使い方です。

しかし、剣道をしている人に聞いたところによると、『遠山の目付』では、相手の目をしっかり見るようにと指導されるそうですので、これとは少しことなるかもしれません。

合気道の空間感覚の技術では、「相手の目を見るとこちらの意識が読み取られる」と教え、完全な情報遮断の目的で相手の目を見ずに相手全体を見ます。

そうすると相手は、自分の方を見ているので、視線をそらされた感じがしません。ですが、相手からはこちらが何を考えているかわからないという状況となります。

さらに、彼は体が大きい方なので、体の重みを有利に活用する即席で使える護身術を教えました。

先日3ヶ月ぶりに、彼と会いましたところ、最近まったく苛められなくなったと言っていました。このように単なる人と人の間のことでも、目が非常に大切だということです。

「合わせ」の技術

合気道では相手を思うように操作する場合「合わせる」という言葉をつかうことがあります。
当会に伝わる合わせは、3つあります。
 1.皮膚による合わせ
 2.皮膚感覚による合わせ
 3.空間感覚による合わせ

この「合わせ」を大げさに使った映像をアップしておきます。

ようやく生徒たちが陰の技法が使えるようになってきました。

私が学んだ合気道では、気の流れを伝達するのに「陽」と「陰」の2技法がありました。

このところずっと生徒に陰の技法を伝授することに、力を注いできました。

ようやくできるようになってきたので、ご紹介いたします。

陰の技法の映像 <- ご覧になれない場合はこちら!

8/13 広島県より来客

8/13 広島の合気道修行者の方が訪問者がありました。

この方はインターネット(mixi)で知り合った人で、合気道歴十数年のベテランの方で現合気道三段です。そして以前より井口師範の秘伝技術に興味を示されていて、今回わざわざ遠いところから来られました。

午前11時に和歌山に到着、和歌山市で一番人気の和歌山ラーメンの店にご案内し(昔日本一になった某有名店ではありません)、行列に並んで12時を過ぎたころに中に入ることができました。そこでラーメンを食べ、さっそく道場に案内し、稽古開始。

井口師範の技術を、しばらく体験していただき、その後、技の説明を行いました。

井口師範の秘伝の技術は、一般の常識を覆す「コロンブスの卵」のような技術で、分かれば誰でもできるのですが、それを行うためには、どうしても先入観が邪魔をして、「理屈どおりに体が動かない」という現象が起こります。

この方も、当初は、混乱されていましたが、ご自分の長い合気道の経験を整理され、この秘伝を理解していただくことができました。稽古と私の現弟子2人を交えた座談会など行い楽しんでいただいたようです。

ネットでは、宝を手に入れたと日記に書いていただいていました。遠いところを来ていただいてご満足していただいて本当によかったと思います。

当会では、このように合気道では失伝した秘伝を、希望者にお教えしています。

8/3 バーベル購入

会員の要望で、総重量135kgのバーベルを買いました。

当会ではべつにウェイトトレーニングをいたしません。それどころか私の合気道の師匠である井口師範は、ウェイトトレーニングの害についても話されていました。

ウェイトトレーニングの弊害というのは、筋肉を部分に分けてトレーニングをするため、部分的な使い方の癖がつき、スムーズに体全体を使うことができなくなる点と、筋肉が重量を記憶してしまい、そのれが技の妨げになると話されていました。

合気道では、その基礎力をつけるのに農耕作業を昔はやっていたようです。その中で「重いものを軽く持つ、腕力を使わず体を使う。」を体現していたと聞きました。

しかし、農耕をおこなう機会の少ない現代社会では、高重量のものを持つ機会がありませんし、いくら田舎といっても和歌山市内では、大きな石や岩が簡単に転がっているわけでもありません。

そこで、会員の皆さんに、力を入れない癖をつけていただくため、高重量のバーベルを購入しました。

みなさん、がんばってくださいね。