皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今日はNLPから少し離れて、腹圧についてお話ししたいと思います。
実は、今日、知人の息子さんに僕の腹を思い切り叩かせました。
ちなみに、その息子さんは自衛官で、日ごろの訓練で、ベンチプレスで115キロを挙下ているということで、かなり鍛えこんでいるのです。
自衛官ですから、当然格闘技もやっています。それでも、僕のお腹を殴らせても何ともありませんでした。
それどころか、実は最近ちょっと腹筋の力がなくなってきているので、腹筋運動をしなければと思っていた矢先だったのですがそれでも何ともないので逆に自分でもビックリしました。
肚(はら)を作る
合気道では「肚を作る」ということをよく言います。肚を作るというのは、今の合気道では高い精神性を身に付けるというようなことで言われると思います。
しかし、僕が学んだ合気道では、「肚を作る」というのは、現代風の言い方をすると腹圧を高める技術の稽古を行うことで、一度腹圧を高めると強い打撃による衝撃を受けても平気な強い反発力をもつお腹を意味します。
そして腹圧が高くなると、精神力も強くなり、ちょっとぐらいでは驚かなくなるといわれています。
ちなみに、僕は井口師範に、「肚の作り方」を学び、かなり高い腹圧を作ることができますが、精神力の方は全然大したことがありません。まだまだ、腹圧の作り方が足りないということです。
しかし、一度腹圧が作れるようになると、かなり強い打撃にも平気で耐えることができるようになります。
このように、肚を作っていいると、腹筋を鍛えなくても、かなり強い耐久力が生まれます。
腹筋に頼って、腹筋を締めっぱなしにしているとすぐに体力が奪われますが、腹圧は体力を奪われることがありません。
肚の作り方
合気道で学ぶ、肚の作り方の逆式呼吸と呼ばれるものが基本になります。
逆式呼吸というのは息を吸う時、腹を凹ませ、息を吐くときに腹を膨らませる、いわゆる腹式呼吸の逆のお腹の使い方をします。
逆式呼吸に慣れ、自然と逆式呼吸ができるようになると、次は、手を握って拳にして、呼吸に合わせながら拳の小指側の側面で 自分の腹を叩きます。
要するに息を吐きつつ腹を膨らませ、その膨らんだ腹に向けて拳を打ち出します。
そういった訓練を下腹から行っていきます。腹圧が挙がってくるに従い、拳で打ち出す威力をドンドンと上げていきます。
ついには、かなりの強度でお腹の急所で有名な鳩尾(みぞおち)を叩いても全く平気になります。
さらに、パートナーに腹を殴ってもらう訓練をします。
以上が合気道の肚の作り方です。
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