【距離ゼロのパンチのQA】

皆さん、お元気ですか? 僕は相変わらずメチャクチャ元気です。

さて、先日の1月28日の記事に関してコメントを頂いたのですが、体の健康にもかかわる問題も含んでいるので、ブログとして回答することとしました。


衝撃力を出すにはどうするか?

Q:
距離ゼロでパンチを打つと、どうしても押したような感じになるんですが、キレのあるものにするコツはありますか?

A:

コツは、離れた釘を金属棒を介してハンマーでたたくということです。
この場合、離れた釘が相手、金属棒が自分の腕、ハンマーが体となります。

別の例で言い変えると、ミッション型の車でエンジンのパワーを伝えるためにクラッチがあります。クラッチが肩になっていて、エンジンのパワーが体の加速で得られた運動エネルギー、そして、タイヤへのギアが相手となります。
運転の下手な人が、いきなりドカッとクラッチをつなぐと、車がガクンガクンと大きく揺れますね。そんな感じで伝えると、衝撃が相手を襲います。


健康を害することへの対策!

コメント
「基本は体当たり」という言葉を改めて意識すると、ちょっと発勁*動作の大きなヒントになったような気がします。
ゼロ距離だと難易度が高いですが、多少距離があっても力みを極限までなくして腕や肩を脱力して身体の中からの力を伝えるには、最初からいきなり強烈な打撃を練習しないで、ゆっくり重さを伝えることができるようになってからスピードを上げる練習が効果的かなと思いました。


*発勁:中国武術独自の打撃法のことです。発勁には距離により尺勁と寸勁、暗勁など種類があるようです。
なお、発勁というのは質問者の表現で、当ブログのでの解説は発勁ではなく、合気道の打撃法である当て身の行い方を説明したものです。

 

A:

確かに、そのやり方が安全ですね。衝撃を伝える稽古をすると肩甲骨の周りの筋肉が半端なく張り、かなりの肩こりに悩まされます。

それでも無理してつづけていると、僕の場合は、脾臓が腫れて半月ほど入院してしまいました。

しかし、そのような安全な稽古だと中々衝撃力が付きません。そこで、衝撃を後ろに逃がすよう、自分が後方に吹っ飛ぶようにします。言い方を変えると壁に弾かれるような感じです


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