【合気道で愛を説くのは?】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、武道をしていると、出来る限り感情を押さえ、冷静な判断をすることを要求されます。

とくに武道では明鏡止水の境地といって、感情が静まって、非常に集中した状態を目指すわけです。

ところが合気道では、まず最初に愛をもてと説明され、感情を否定しません。今回は、感情について述べたいと思います。


そもそも何のために武道をするか

武道をしている人はそれぞれ目的に違いはあると思いますが、少なくとも自分のやっている武道が最も好きであることは間違いがありません。

この好きということも感情の一つです。

そこから導き出せるのは、自分が大好きなその武道でこうありたいという姿があり、それを目指してやっているということが言えます。

こう考えていると、武道を続けること自体、ある種の感情があるから続けられるわけです。

しかし、一般的には明鏡止水の境地を得るため、無欲で一切の感情を捨て去らないといけないと教えられることが多いと思います。

明鏡止水の境地はスポーツで言えば、ゾーンに入るということですが、ゾーンに入った多くの人からは、深い集中、最高のパフォーマンス、そして至福感が報告されています。

というと、特別な状態に入ると特別な幸福感という感情が得られるということを示しています。

合気道では、ですから、この特別な状態に入るためには、感情を殺さず、ポジティブな感情を持つ必要があると説くわけです。

それで、合気道開祖は「合気道は愛」といったのです。


ポジティブな感情を持つと?

NLPの研究では、ポジティブな感情を持つと人間のパフォーマンスが非常にあがる言っています。

そのため、時として、クライアントに感情の結果をしめすため、様々な試みをさせます。

例えば、クライアントにオーリングというものを行うことがあります。オーリングというのは親指と人差し指を輪上にして、いわゆるOKの仕草です。

さらに、 ネガティブな言葉を言ったときとポジティブな言葉を言ったとき、それぞれの場合で このオーリングを作った親指と人差し指をパートナーに切り離してもらうように指示します。

するとポジティブな言葉を言った後とネガティブな言葉を言った後では、パートナーの切り離すのに必要な力が数倍以上変わります。

さらに、肉体だけでなく、知性を示すIQも極端に変わることが実験で報告されています。

このように感情は私たちの体や頭と密接につながっているのです。

ですから、「合気道は愛」といって、ポジティブに感情を使って身体のパフォーマンスを上げることを指導するわけです。


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