【横面打ちと気の関係】2-気の変化

みなさん!
こんにちは! お元気ですか?  今日も僕はメチャメチャ元気です!

さて、今回は前回の続き横面打ちでの気の問題について話したいと思います。

前回は、人を覆っている気、最外殻の気が人の行動とどうかかわるかをお話ししました。最外殻の気はレーダーの役目を果たしていると述べました。最外殻の気というのはまさしく、戦闘機のレーダーと呼べると思います。

というのは、自分を目標に対してロックオンして攻撃動作がおこります。まず、攻撃目標が決まると、そこに印をつけ、そこに向かって攻撃を発射します。そして目標に攻撃が到達して初めてロックオンが解除されます。

これを具体的に横面打ちでどうなるかを述べていきたいと思います。このときの気の様子を図を交えながら説明していきましょう。

まずは相手とただ向かい合っている状態です。①のように最外殻の気は自分を覆っているだけにすぎません。いざ攻撃をしようと、相手の攻撃個所に目的を定めたときに、②のように最外殻の気は目標部分まで伸び、その分だけ最外殻の気が薄くなります。

そこに攻撃しようと意図がはたらくと、攻撃を加えようとする手刀に③のように気が集まり始めます。その際、手刀に集まった分、気がさらに薄くなります。また、目標部分に気は印のように残ります。この残った気を「印の気」と呼んでいます。そして、攻撃の気と印の気がつながった状態になります。

すると④のように手刀が自動的に発射されターゲットに向かむ動作が起こり、手刀が印の気を通過した時点で動作が完了します。

この印の気と攻撃の気が結びつく状態を、「攻撃の三角」と呼んでいます。これができると、攻撃者は、攻撃を完了するまで体はロックされ、その攻撃動作を続けてしまいます。言い方を変えるとその行動以外できなくなるということです。

この攻撃の三角ができるのは、目標が一点に絞られた瞬間です。相手に近づくために行動を起こした時点では、まだ目標が相手全体と広いので、この時動くと相手の体に巡らせた最外殻の気が反応します。その結果、こちらが避けようとする動作にも追従してくるので、この時点で行動を起こすのは危険です。

攻撃の三角が形成されたこの間、別の行動ができないということは隙にもなるわけですから、この時期を利用すれば相手をコントロールすることが可能になります。合気道ではこの時期を利用するわけです。合気道関連の本で「相手に合わせる」とか「相手を導く」とか書いているのがそれです。

これは単なる攻撃だけでなく、一般的な行動にもあてはまります。目標に上手く印をつけて、行動を起こすと人は行動を起こさざるをえなくなるということです。

そのためには、目標を明確にして細かくわかりやすくイメージがきっちりできる必要があります。そうすると、人はただひたすらそこに到達するようになります。このような単純な動作で人間の本来の行動原理で理解できるのが合気道のすばらしさです。

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