【合気道の身体とは!?】2ー肩甲骨との関係

皆さん! こんにちは
お元気ですか? 僕は相変わらず元気です。

合気道の身体(からだ)を持つと、合理的に身体が使えるので自分より腕力の強い相手に対抗できるようになります。合気道の身体づくりに関して重要なこととして、今回は肩甲骨について少し述べていきたいと思います。

井口師範は以前私に秘伝の指導時に
「いわく! 肩のつくりが大切!」
とひょっこりおっしゃったことがあります。そのとき、意味が分からずに井口師範に、井口師範がおっしゃる「肩のつくり」って何かをお訊ねしました。

そのとき
「合気道するには合気道の身体にならないとあかんのや。合気道の身体になったら、肩の位置がどれぐらい大切かわかるんや。何故かっていうたら、気の流れがわかったら肩はあるべき位置になければならないということが分かるからや」
とお答えになりました。

それから、何種類の技で、このときはこの位置という位置を教えてくださいました。要するに井口師範のおっしゃる「肩のつくり」とはそれぞれの技のあるタイミングにおいて最適な肩の位置になる身体ができたとき、「肩のつくりができた!」ということだったのでした。

肩の位置は、解剖学上は肩甲骨の移動でコントロールします。ですから、私は今まで会員の人達にしきりに「肩甲骨の位置の大切さ」について話していきました。でも、その話をしても各自が目立って変化するというようなことがありませんでした。

『やっぱり、身体は年月をかけて作っていく必要があるな!』
と思った矢先、肩甲骨をコントロールする方法を発見したのでした。そこで、早速、会員の人にその方法を伝えたところ、教えた会員全員の技が急激に効きだしました。

元総合格闘技家のKさんも
「これ、18歳のとき知っていたら、私の人生はかなり変わっていただろう!」
と言いました。身体の強さとそれくらい画期的な位置関係が肩甲骨にあるのです。

ただし、この位置の出し方は秘伝ということもありますが、実は直接指導しないと文章や図では教えられないものなのでブログに書けません。

肩甲骨のコントロール法を発見したきっかけは、僕自身が井口師範に肩甲骨の秘伝を聞いて、当時自分なりに稽古し、無意識レベルで稽古するまでいたった方法を思い出したのです。今やそのような癖もなくなったのですが、そのやり方をやってみて、骨格系の動きを考えたとき、肩甲骨のコントロールはある意識をするとやりやすいということが分かったのです。

私が今まで簡単に倒していた理由が分かると会員の人たちの技が急激に強くなりました。気という面からいうと、気が急に通る身体になったという言い方ができます。井口師範の秘伝の凄さは本当に恐るべしと思いました。これほど効果のあるとは私自身今回会員に教えて初めて気づきました。

実は、この肩甲骨の秘伝は、合気会二代目・植芝吉祥丸道主のご著書に載っている写真でうかがい知れることができます。というか、少なくとも吉祥丸道主は使っていたようです。ここからは単に憶測にすぎないですが、合気道界世界最大団体である合気会の一部の上層部の間で共有されているのではと思われます。

そのため、肩甲骨の秘伝は今後の合気道の発展を考えると流出を防ぐため公表するわけにはいきません。でも、もし肩甲骨の秘伝に興味ある人は、中国拳法など研究してみてはいかがでしょうか? とくに太極拳の姿勢の取り方など非常に合気道の身体に酷似した点があるのでいいと思います。

 

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