皆さん、お元気ですが? 僕はメチャ元気です!
合気道の基礎では、折れない腕という技術が非常に大切です。
折れない腕というのは、気の研究会の創始者・藤平光一師範が合気会の師範部長をされていたときに、気の威力を教えるために説いた技術です。
今回の記事では、この折れない腕について書いていきます。
その前に、この折れない腕を実現するのに最も大切な丹田についてのべてみましょう。
丹田とは?!
丹田は、仙道(仙術)で不老不死の薬である金丹を作る田んぼという意味で丹田と呼ばれています。
仙道では丹田には3つあり、額の中心にある上丹田、心臓の近くにある中丹田、臍の下にある下丹田です。
一般的に合気道において丹田という場合、下丹田をさします。
ただし、合気道の秘伝においては、中丹田の秘伝や上丹田の秘伝がありますがここでは述べません。
なお、合気道では金丹を作るということはしません。丹田は技で意識する大切な場所として使います。
折れない腕
合気道では、技を行う際によく丹田を意識するように言われます。
ところが、合気道修行者が、丹田を意識すると、手が出なくなったり、タイミングがずれたりすることが多いのではないかと思います。
それで、つい丹田を意識せずに動いているという合気道修行者の方がおおいのではないでしょうか。
丹田の使い方が分かるには、まずは折れない腕ができる必要があります。
臍下丹田を意識し、手をリラックスせて、相手に持たせ、指から気がほとばしるとイメージをすると、気が腕に流れ、腕が決して折ることができないぐらい強くなるというものです。
折れない腕の原理
ところが実際にこの折れない腕をやってみると、本人はイメージをしっかりしているものの、上手くいかない人がいます。
どうしてもできない人に、僕が折れない腕を指導するときは、まず片手で壁を軽く押す練習をしてもらいます。
その状態で後ろから背を押して曲がらないで耐える練習をすると、案外耐えられるということがわかります。
そう誘導すると、折れない腕の感覚が分かり、できるようになるものです。
実はイメージすることで、
丹田が意識し、腕に気が流れているという意識は、腕を無意識に体全体で押す状態、要するに腕で体を支えている状態を作っているわけです。
そうすると自然と下腹に力が入り、より明確に丹田が意識できる状態になっています。
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