皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今日は気合(きあい)と合気(あいき)ということについて井口師範が説いた合気道での考え方を書きたいと思います。
「気合」というと、「根性」とか勢いのある気持ちとかを日常ではいうことが多いと思います。
また、「合気」というと、現在は人を無力化したり、人を崩したりする技術をさすことが多いのではないでしょうか。
しかし、僕の師匠・井口師範は別の捉え方をされていて、「気合」とは自分の気を一つに合わせること、「合気」とは自分の気と自分以外の自分に関わる周りの気を合わせることとして説明していたきました。
それは本当の語源としては正しいかどうかは調べていません。
ですから、井口合気道では、「気合」と「合気」をそうとらえているのかと思ってもらったらいいと思います。
気合とは?!
よく日本人は、「あとは気合いだ!」とか、「気合でなんとかしろ!」とかよく言います。
意味合いとしては「死ぬ気で根性を据える」ということでしょうか?
しかし合気道では、そういった根性論とは一線を画す考え方がちゃんとあります。
合気道では、宇宙すべては気で構成されていていると考えます。
また、人間だけを考えても、気とは一つではなく、身体中にも、様々な気の流れがあるとも考えるのです。
そして、気合とは、身体に存在する様々な気を一つの目的に沿うように統合して集結させて使うことをいうのだと師匠は言われていました。
心には心の気の状態、身体には身体の気の状態、言葉には言葉の気の状態があり、一気にそれら自分の気を統一することが気合です。
合気とは?!
他の武道や大東流合気柔術でいうと「合気」とは相手を崩す特別な技法を示しますが、合気道でいう合気とはそれらと全く違っています。
師匠がおっしゃった合気道における合気とは、自分の外に存在するものの気に対して自らが合わせることを言います。
そのため、合気道における合気は、天地自然の気の流れに同化するとか、相手の気の流れに合わせるとか、その示すとこらがかなり範囲が広いです。
情報過多の現代社会では、様々な分野の技術が入り混じり、それがあたかもオリジナルのような感じで流布しています。
例えば、合気道に、合気投げという投げ技はありますが、大東流合気柔術のような手技や技法としての合気を使った技のように説明される師範がいると聞きます。
相手の気の流れ、気の状態と調和させたときにできる投げ技で、合気道の究極の技で、全ての合気道修行者が到達すべき最終目標です。
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