みなさん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、合気道の技を十年以上もやっていて、合気道は実際の護身には役に立たないとまで言い切っている人がいるというのをよく聞きます。
別にその人は勝手にそいうことを言えばいいと思いますが、合気道護身術を指導しているこちらとしては、あまり嬉しくない話です。
僕は合気道はこと護身に関してはどの武道よりも役に立つと断言できます。
それぐらい合気道には護身に関係する大切な要素が技の中に詰まっています。
その要素は、物理学はもちろん、生理学、心理学などで解析しても、学問的にも十分に納得できる技術です。
護身に使えないと主張する人の原因
ただ、使えないと言っている人は、多分十年以上やって、やはり使えないのだと思います。
合気道の稽古は、試合や組手はなく、形稽古だけを繰り返し行います。そのため、本人の心構えが技にそのまま反映されるのです。
ですから、護身を目的にやるのであれば、その心構えが必要です。
現代の合気道は、特に様々なニーズに応えるというオールマイティなところがありますが、逆に様々なニーズを抱えた人が集まるということは、それぞれ違った目的を持つわけです。
ということは、自分の相手が自分と違った目的で来ている可能性が高いといえます。
目的の違う者同士が集まると、果たしてすべての人の目的が達成できるものでしょうか?
目的は明確に
「ただ、無欲に、淡々と技をこなしているといつかある時突然達人になる」という人がいます。
ところが、自分がどこにいるかも知らない人間がただ一生懸命歩るきさえすれば、いつかは富士山の頂上に到着するっていうことがあるのでしょうか?
やはり富士山の頂上に登るには、そのための準備を行い、装備を整え、どういうルートを通ってどう行くかを調べて、どこまではどういう交通を使うかと、綿密に計画を立て、目的に向かわないといけません。
以前、塾教師をしたことがあります。高校一年の生徒に、早い内に行きたい学校を決めておかないとダメだよと話したことがあります。
その生徒が「日ごろコツコツと勉強しさえしていれば、成績が上がり、いざ行きたいという学校が決まれば、そこに入れるはず。だからまだ学校は決めません」と言った生徒がいました。
結局、その生徒は、大学の付属高校でしたからその大学に行きました。普通の成績をキープしておれば自動的に行ける大学です。
一方、関西では一流の内に入る大学に入りたいと言っていた彼よりも成績の悪い生徒がいましたが、無事その大学に受かりました。
彼らの勝因や敗因は、目的が明確だったか、あいまいだったかということです。
演武で人がオッと驚くような演武を見せたいのか?
健康法としてしたいのか?
武道としてしたいのか?
護身術としてしたいのか?
そこを明確にして、その目的に合った稽古する必要があります。そのためには目的に合った道場を選ぶべきです。
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