【合気道の形稽古:プロセス4 静から動へ】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今回はプロセス4についてお話しします。

プロセス4では、いよいよ動き出すわけですが、動き出すタイミングには2つあり、どちらを選ぶかは本人次第になります。

 


前進しようとする気を読んで動く

 

読者の中で相手の動きの気が見える人は殆どいないのではないでしょうか?

でも、大丈夫です。気は僕の目には見えませんが、それが分かる方法があります。

というのは、人が動作を始める際に、気が差しますが、その気が差すのと同時に微妙な動きが起こるから、その変化をよく観察しておれば稽古すれば誰でも相手の気が差した瞬間がわかります。

そのタイミングに合わせて動くと、相手よりも先にあなたは動くことができます。

但し、タメを作る動きでは、相手よりも早く動くことはできません。

そのため、傾斜歩法という足運びを覚える必要があります。傾斜歩法は体を傾けることで、前に推進力を与える足運びのやり方です。

上図は、後ろの足を前に運ぶ場合の傾斜歩法を示しています。②がプロセス3での待ちの状態です。

そして移動しようと思った際に②において軸を傾斜することで③~④の動作を行います。

⑤で前になる足が着地した時点で、歩幅を調整するため、後ろになった足を引きます。これを継足といいます。

 


攻撃しようとする気を読んで動く

 

合気道の形稽古では、特に正面打ちや横面打ち、正面突きなどの打撃による攻撃の際は、受けは離れた時点から、取りを狙って攻撃を仕掛けます。

ところが、実戦では、攻撃者が離れた距離にある時点から狙って打撃することはあまりありません。

相手は打撃が確実に当たる距離に入る少し手前でタメを作って攻撃を仕掛けます。

何故なら、打撃を当てようと意図した瞬間から打撃が終了するまで、動作がロックしてしまうから、そのロックした期間をできる限り小さくするためです。

これを当会は攻撃の三角が形成されたといいますが、攻撃しようとする意識が出、そして目標箇所に全意識が集中して、まるでレンズで太陽光を集めたように意識が固定してしまいます。

この攻撃の三角が形成される瞬間に相手は隙ができるため、当たる距離に入る少し手前でのタメを作った時点に、相手に向かって、傾斜歩法で移動し、ロックさいた相手の攻撃を抑えます。

 

 

 


 

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