皆さん、お元気ですが? 僕は相変わらずすこぶる元気です!
さて、実は昨日、個人指導の依頼が2つあり午前と午後の個人指導を行いました。今回、個人指導をして、武道でもやはり科学的根拠が必要だと再認識しました。
個人情報の関係上詳しくは言えませんが、一人目の方は中国地方で合気道を指導去れている人で、もう一人の方は関東からこられた方です。
ちなみに、中国地方で合気道を指導されている方は、「合気道の指導をするのにどうすればわかりやすくなるか?」という点で、わざわざ和歌山にある私の道場まで訪ねてくださいました。
その方も、一般的な合気道の指導を長年受け、そこそこの実力が認められ、指導責任者として任されているとのことです。
しかし、指導をする際に、一般的な合気道の指導法ではなかなか思うように力を引き延ばせないというのが悩みだそうでした。
一般的な合気道の指導法というのは、会員が集まる中、師匠が受けの上手い弟子と演武を行い、それを会員の人たちが見て、その後、その演武を思い出して、二人一組になってその形を稽古するというのが一般です。
そして、親切な師範の場合、全体の様子をみて、全体的に問題になっている箇所を、再度師範が弟子と演武を行い、そこで問題点の解説をする。
これが、一般的な指導方法です。多分、他の武道も多かれ少なかれ、似たような指導を行うのですが、合気道には試合がないため、自分が今どれぐらいの実力であるのか計れないところがあるため、自分の実力の誤認の多い武道といわれています。
もう少し分かりやすくいうと、「言われたようにちゃんとしている」つもりになってしまうことです。
そこで、客観的に技を指摘するヒントを求めて当会の個人指導を受けられたとのことです。
特に合気道では、「氣」という概念一つで技を表現する場合が多いのですが、目に見えないものを基準にするのはやっている本人自身、そのつもりになっているだけのことが多いと思います。
「氣」という不可解なものを扱う武道で、科学的な思考を否定する人が多いですが、やはり「氣」の武道であっても、物理世界での動作を伴うものであるから、科学的根拠も大切です。
私の師匠は「理にかなった動きができて初めて、気の流れが生じる」といわれていましたが、理とは科学的にも理にかなっているということです。
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