皆さん、お元気ですが? 僕はメチャ元気です!
合気道は「気」を合わせる武道ということで、「気」に対して合わせるという考えがあります。
要するに、合気道は流れに逆らわない武道です。その流れとは「気」の流れをいみします。
今回は相手の「気」の流れに乗ついて話しします。
「気」の流れ
合気道では「気」の流れを重視します。合気道で利用する「気」の流れを、大きく分けると以下の3つになります。
- 意識の「気」の流れ
- 動作の「気」の流れ
- 状態を表す「気」の流れ
以下ではもすこし詳しくそれぞれの「気」について説明していきます。
意識の「気」の流れ
人が何かしようとするとまず最初に出る「気」です。人は何か行動を起こす時、まずこの「気」がでないと行動を起こせません。
最初に意図である「意(こころ)」が動き、「気」が動きます。
前々回の片手取りの導き方で記載した技法は、この相手の意識の「気」の流れを利用した技術です。
具体的にいうと、手を掴もうという「気」を導いて相手を誘導しました。
動作の「気」の流れ
1で起こった「気」により導かれる「気」で、体に流れる「気」です。それによって体が動きます。
それと同時に、物理学でいう運動エネルギーが物体に乗っている状況になるので、ある意味では動作の「気」の流れというのは、運動エネルギーと同等といえます。
状態の「気」の流れ
例えば、あなたが高いところから落下する場合を考えてみますと、この落下という現象が起こったら、静止している何かに捕まるか、外部に力を求めないと、この落下という状態は止まりません。
いくら手足をバタバタしても、体に「気」を通しても全く何もかわらないのです。
こういうように一旦落下という状態を始めたら、自分の中では全くコントロールが効かなくなります。
これは、落下という状態の「気」が発生しているということです。こういった状態の「気」が発生した段階では、どんなに「気」を出そうとしても、それには逆らうことができません。
物理学でいう慣性の法則というと理科系の人はわかりやすいかもしれませんね。
合気道は「気」の流れを使う
合気道はこれらの「気」の流れを巧みに組み合わせて、相手をコントロールする技術なのです。
ですから「気」の流れをよく観察し、その「気」の流れに合わせて、それぞれの性質を使って、「流れ」乗って、軌道修正しつつ変化を起こしていきます。
ですから、「合わせ」であり、「導き」であるのです。
要するに、合気道は流れに逆らわないということです。
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