皆さん、お元気ですが? 僕はメチャ元気です!
さて、合気道では片手取りの技といって、相手に自分の手首を持たれたときに、投げ技や固め技に持っていくのにどうするかという技があります。
ところが、合気道の道場によって、師範によって、この片手取りの技の説明が異なります。
というかかなり個人によってもかなり違います。僕自身も、大阪合気会で稽古をしていたとき、先輩によって言うことが違い、かなり混乱した覚えがあります。
「一体、どれが正しいのか?」と随分と悩んだ覚えがあります。
ところが、井口師範に師事してから、どれか一つが正しいのじゃなく、やり方が沢山あるということです。
カードゲームに例えると、持ち札が多いほど有利だということを学びました。
僕が井口師範より教わった片手取りの技術を列挙すると次のようなものがあります。
- 相手の気の流れを誘導する方法
- 持たれた瞬間に手を張るなど、相手の反射を利用する方法
- 呼吸力で相手を導く方法
- 気の流れ(運動エネルギー)を伝える方法
- 皮膚の技術で相手の力を無効化する方法
- 三角筋の反射を起こさせる方法
このように片手取りの技でもいろいろなやり方があるということです。
相手の気の流れを誘導するというのは、相手がこちらの手首を持とうとする際、少しずらすことで、無意識にバランスを崩してしまう反応を利用します。
持たれた瞬間に手を張るというのは、相手が持とうと握り締めた瞬間、手首の腱が動くことで、一瞬、握り締めるという動作が反射的に止まり、その時に隙ができるそのタイミングを利用します。
呼吸力で導く場合は、持たれる前に呼吸力を充実しておき、相手に手首を持たせることで、相手の力を押さえる方法です。
気の流れを伝える方法は、井口師範は「人を導きたければ、まず己が動け」といったのですが、持たれた接点を動かさず、自分の身体をまず移動することで、気の流れ(運動エネルギー)を作っておいて、相手に伝える方法です。
皮膚の技術を使う方法と三角筋の反射を起こさせる方法は、秘伝であるのと説明がかなり複雑になるので割愛します。
この様に、目的があれば、やり方なんていくらでもあるということです。ですから、要は使えると思う技術はすべて自分の手札の一部にするということです。
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