【護身は予防だけで大丈夫?】

皆さん、お元気ですか? 僕は相変わらずメチャクチャ元気です。

僕が自団体を勝手に立ち上げて、合気道を指導していることに関して、今日は話したいと思います。


あなたネコ科、それともイヌ科?

NLPでは、人間を4つのカテゴリーで分類することがあります。

基本的には、犬タイプか猫タイプかということで2つに分け、犬タイプも猫タイプも保守的か革新的かということで2つに分けます。

犬タイプというのは、人と交わるのが好きなタイプで、猫タイプというのは一人で行動するのが好きなタイプということです。

僕の場合は、猫タイプで新しい事したり、考えたり、あれこれするのが好きなタイプです。

何故こういう話になるかというと、全国でも合気道の道場は多いですが、僕のように勝手に自分の団体を立ち上げて、勝手に合気道を教えているといろいろと批判があります。

その批判というのは「精神性」という非常に抽象的な批判なのですが、そもそも「合気道精神」ができていないと批判される訳です。

批判主にすると、団体を離れて、団体の方針に従ってするのが和合の精神だということです。

そこでは「わからない」から「他で教わる」というのは悪で、裏切り行為だそうです。

そのため、僕のところに個人指導を依頼する人の多くが内密に来られます。

これは合気道に限ったものではありません。日本の文化の悪い側面で、一度所属した団体であれば、上が少々間違っていてもそれに従うという、閉じた村的な考えが日本人の心のどこかにあるためでしょう。

だから、僕のようなはみ出し者は悪なので、批判する人は僕を許せないのです。


精神性という抽象論

僕はそもそも武道を始めたのは、誰も助けてはくれない理不尽な暴力に屈辱的になる経験を通して、あんな目には遭いたくないという強い感情が柄にもない武道の方に向かわせたのです。

だから、僕の頭の中には、『護身をどうするか?』という考えが常にあります。

そして井口師範の遺された合気道にはそれがあり、僕が見学にいった他の道場にはそれがなかっただけなのです。

以前に、ある合気道の道場の師範が、僕の護身に関するこだわりを聞いて次のように言いました

「あなたの考えは攻撃的過ぎる。そういう低い精神をしているから、そんな攻撃的な考えになるのです。それなら空手のような低俗な武道をやればよい。護身は予防が一番です。予防に勝る護身はありません」

別に僕は空手を低俗な武道とも思いませんし、空手をやったことがあるので、それはそれで素晴らしいものだと思いますが、ただ、僕が経験した中では井口師範の合気道の方が護身にあっていると思っています。

それから、予防ということも少しひっかかりました。というのは予防だけで防げたら、公の場で理不尽な暴力に遭うことはなかったし、全国の多くの通り魔事件が予防で防げたら被害者はでていないと思います。

ところで、消防署では火災時の避難訓練というのを推奨します。予防で、全ての火事による災害が防げると考えていないからです。

そして、僕もその考えに非常に賛成しています。予防も大切ですが、万が一のために避難訓練も大切と考えます。

ですから、僕は「最悪の事態も考慮して、避難訓練はしておくべき」という考えなのです。


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