皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、人間が生きていると必ず不幸は訪れるものです。
そして、不幸に出遭うたびに人は非常に苦しい思いをします。
ところが、僕はそういった苦しみに遭遇したとき、何度も合気道によって救われました。
今回は合気道的に苦しみから救われるにはどうするかという話を書いていきたいと思います。
“合わせ”という発想
読者の中には、大変な不幸に巡り合って、今、本当に苦しんでいる人がいるかもしれませんね。
そんな人にお役にたてるのが、合気道の合わせという考え方です。
前回のブログでは、「合わせと三原則」というのを書きましたが、この合わせと三原則は、人生で不幸な出来事に出遭ったとき、非常によいツールとして使うことができます。
合気道では、相手とぶつかっりが生じたときに合わせという技術を使いますが、前回でもお話ししましたように、ぶつかりを感じたとき、合わせの三原則をまず適用する必要があります。
合わせの三原則は、「対立しない、逃げない、受け入れる」ということでしたが、全てを受け入れて、状況を判断するということがまず大切なのです。
相手が攻撃をしたとき、対立したならば、大きな衝撃を受けます。
逃げると相手は追いかけてきます。
相手の攻撃を如何に受け入れるかと決意し、状況を把握し、力の流れを理解し、それに乗ったときに、急に自分が優位になります。
人生も合気道と同じ
これは合気道の技だけに限ったことではありません。
不幸に巡り合うというのは、合気道の技では相手に攻撃をされることに相当するのではないでしょうか。
そのとき、頑張って受け止めようとすればするほど、大きな痛みを伴った苦しみに逢います。
逃げれば、苦しみが追いかけてきます。
結局、苦しみから解放されるには、その不幸を全面的に受け入れるしかないわけです。
そして、自分の不幸の状況が把握できたら、自分が動くべき方向が見えます。
苦しみというのは、そこで停滞していることで起こる感情です。苦しみにこだわっていながら、その苦しみから逃げたいと思うから苦しむのです。
ところが、不幸を全面的に受け入れ、自分で納得し、状況を把握することで、どうしようもないと思われた止まった状態から、心が解放されると苦しみという感情が薄れだします。
しかも、本当にとても不思議なのですが、人生上の不幸を全面的に受け入れ、苦しみから解き放たれ始めると、何故か人生が急に好転し始めます。
もしよければ、下記のボタンをクリックして、ブログ村への投票をお願いします。
にほんブログ村