皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、 先ほどフルーツジュースを飲みました。何種類かの果物が入っているジュースです。
僕は、フルーツジュースが好きです。色んな果物の味がハーモニーを奏でていておいしいと思います。
それと同時に、僕はこれは合気道の形だなと思いました。そこでそれについて触れてい見たいと思います。
形稽古の問題点
今も昔も、合気道の稽古は形稽古です。
合気道の形稽古は、様々なシチュエーションを形というパターンに凝縮したものを二人一組になって再現するものです。
こういえば、非常に高度な稽古がそこに存在するのが分かると思います。
ところが、合気道の場合の形稽古には問題点があります。
それは、高度な極意がかなり高濃度に凝縮されすぎていて、普通の人の理解をはるかに超えているという点です。
これは、ジュースで例えると分かりやすいかもしれません。
「オレンジジュース、いちごジュース、グレープジュース、リンゴジュース、メロンジュース、グレープフルーツジュースなどを混ぜて濃縮して粉末にし、その粉末に何が含まれているかを分かるか?」と言われたとき、それが分かるのは非常に限られた人だけで、特にそれぞれのジュースを一度も飲んだことがない人は全く分からないと思います。
このように高濃縮な形の欠点はココにあるのです。
確かに、形の中には、極意が多く含まれていますが、これをただ味わっているだけでは、そこに含まれている極意が殆どわからないのです。それが僕たちのような凡人なのです。
これが合気道の問題点です。
形稽古を補う
先日、ある武道家の人とお会いしたのですが、その方と僕の師匠が柔道も空手も高段者だったの話をしましたところ、
「やっぱり、そうですか? 私は合気道だけで使える人を見たことがありません。合気道の達人と言われている人は、殆ど、柔道など他の武道をやっていた人ばかりです」
と、おっしゃいました。
要するに、粉末ジュースの構成成分が分かるには、成分であるそれぞれのジュースの味を知っているからできるということです。
ということは、形稽古を補う必要があり、それを構成している極意を知っている必要があるということになります。
その上で、それぞれの成分である原理を分析できる必要があるということです。
合気道の道場でよく言われる、「ただコツコツと長い間修練しているとあるとき悟りが啓ける」というのは、僕は道場に長い間在籍してもらうための一つの経営戦略と思っています。
やはり、オレンジジュースを知らない人には、混ざった粉末ジュースの中からオレンジジュースだけを取り出し水で元のオレンジジュースに戻してやる必要があります。
「修行が足りない」の一言では済ますのは、指導者の努力不足だと僕は思います。
僕は、非常にラッキーなことに、井口師範の運転手をしていたので、よく一つの成分を取り出すような稽古をしていただいた経験があります。
しかし、この経験がなければ殆ど合気道は使い物にならなく、体の大きな中学生にすらビビっているかもしれません。
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